6.13.2010

Intriguing linguistics

日本では、親しき仲にも礼儀あり、挨拶はきちんとしましょう、と教えられる。(今の小学生もそうだと思うんだけど)だから「ありがとう」と言ったり「ちょっとペン貸して」とか「これ全部食べていい?」(料理があと一口分残っているとき)と聞くのは私にとって当たり前…と思っていた。

でも、励ましてもらったときや"I hope you have a good night rest."と言ってもらったとき"Thank you."と言っていたら、バングラデシュの友達に言われた。"Friends don't say thank you so often." 丁寧なのはとてもいいことなんだけど、ちょっと丁寧すぎかも。と。ふつーだと思っていたことが実は日本文化だったのか!と気づかされることがとてもたくさんある。

"Can I drink this?"と聞くと、"Why do you ask my permission every time? You don't have to."と言われたり。"It feels like you are far away from me." これは親密度にもよると思うけど。

考えてみれば、古文に見られるように日本語は身分の階層を絶対化するために非常に大きな役割を果たしていると思う。左大臣と従者が「タメ口」をきいては、身分制度は成り立たない。敬語は話者たちの間に距離を置き、同じレヴェルに立たせないように設計されている。つまり壁というか段差をつくる言語なのかも。言葉は変われどそれがずーっと保存されているのでは? と考えた。言語と文化は密接に関わりあっているなあ。そういうことも学んでみたい。教育プログラムで、Language and Culture Courseというのはざらにある名前だけど、実に深い意味がある。

留学生と話すのはいろいろ気づかされて本当に面白い。




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