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12.05.2025

初めて「Dr. xxxx」と呼ばれて研究のアドバイスを求められた日。

京都大学の学祭といい、京都大学元教授がやっているカフェに行って、大学院生やりながらカフェのバイトしている人と、常連の数理学分野の教授と、濃~~~い話をした先日といい、何やら学術分野の動きが激しい今日この頃。

軌を一にして、全然知らない人からメールがあり、「大学院生やってます。あなたの研究論文の一つのやり方と同じ方法で実験したいと思っています。詳しい話を聞かせてくれませんか」のような内容が。

「Dear Dr. xxxx」で始まるメールに、ちょっと驚きつつ、くすぐったい気もしつつ、襟を正すような思い。

うちの雑誌に投稿しませんかーみたいな宣伝メールでは、「Dear Dr. xxxx」っていう呼び方は常套句。でも、それは単に論文を書いたことのある人全員をそう呼んでいるわけで、博士号を持っているかどうかは関係ないのであった。

だから、本当にその人は、Dr. xxxxとしての私に相談してくれているのだなと思ったのです。


企業で働きながら博士号を目指そうとしているようで、同い年くらいじゃないかと思った。いろいろ人生経験ありそう。企業にいるから、設備や人材などいろいろ制限があって、その中で大学の博士課程。すごいなあ。長い期間がかかっているけれど、ぜひやり遂げてほしい。きちんとしているし、どっしり構えているし、自分の限界を見極めて、助けを求めることもできるので、大丈夫そうだなと思った。

人の印象って、けっこうこの短いやりとりで分かるもんだな。メールの文面とか、返信速度とか、話し方とか、人の話をちゃんと聞けるとかで。多分彼女はいろいろな人の力を借りながら良い研究をして学位を取れそう。


カフェをやっている京都大学元教授も、教え子がたくさんいて慕われてて、そのカフェによく学生が相談にやってくるなんていう話を聞くとほっこりする。同時に、「自分はそういう後進を育てるっていう事に関われていないなー」なんて思ったりする。でも後進を育てるってのは多分私の理想なだけ。やりたいか、好きかどうかではなくて。

この二つの欲求(好きだからやりたい vs. できたら利益になるからやりたい)は似て非なるものだと思う。同じ行動をするにしても、理由が違う。

好きだからやりたい = 後輩を指導するのが好きだから、楽しいからやりたい。魂が喜んでる。ていうかもうそういう機会をちょこちょこ見つけてはやってる。

と、純粋に好きだからやっていて、おせっかいも焼いちゃう、のようなのと、

できたら利益になるからやりたい = 後輩を指導するのは、キャリアの面でもプラスになるし、年齢からみても当然だし、みんなが通る道だし、ある意味義務のような気もする。できたらかっこいいし、後輩が立派に育ったらやり甲斐を感じて、そんな自分を褒めてあげたくなるかもしれない。自信になるかもしれない。

っていう、打算が先に来るやつ。


実際問題、私は教えることは好きじゃないし、指導には向いてないと自分で思っているし、敢えてやりたいと思っていないから、たぶん打算なだけなんだろう。もちろん、真摯に具体的に、研究で困っていることを相談してくれれば、教えられることは教えるし全力で助けるけどさ。なので、私は私が心地よいやり方で、1人でも2人でも、質問してくれた人の課題解決を手伝うくらいが負担にならずいいんだろうなーと思った今日この頃。






9.04.2025

アメリカでは(でも?)専攻や職種を変えるのって普通なんだなと思った件

アメリカ人の友人の話。

大学出たけど、それとは関係なく、マッサージの専門学校行ってマッサージ師になって、それから専門学校で教えて、で今度は金融関係の仕事をした。健康食品店とバーでバイトしながら。(健康になりたいのかなりたくないのか(笑)) で、次は何しようかな?という感じらしい。

そんなにいろいろと仕事を変えるって、わりと普通のことみたいで。社会の流動性も激しいし家賃や生活費が高いから、そうそうえり好みしている場合ではなくて、とりあえず何でもして生活費を稼がねば、というのもあるんだろう。

なんというか、何でもできるんだなーーと思う反面、ずっと同じことをしていたら人材としての競争力も低くなっていくんだろうか、相対的に。なんて思ったりする。

この道何十年、の玄人にも、その人にしかない、その年月を重ねないと得られない長年のカンと実力は、存在するとは思うけどな。

夏のそら。





8.03.2025

自分のしたい仕事、それで飯を食えるか問題、AI問題、なんかいろいろと語った。

キャリアの考え方について5−6人でお話する機会があったのでメモ。。。勉強になるーー!

「自分のやりたいことだけで仕事を選ぶとつらいかも。」

Tさん「環境保護、資源保護に貢献したかった → そういう事業をしている会社に入ったけど、下水処理の部署に配属された。できて当然、できなかったらすごいクレーム来て怒られるキツい仕事だった。」なぜそれを続けられたかというと、職場の人間関係がよかった(「この人たちのためなら頑張ろう」と思えた)ことと、下水処理の機械の仕組みなどを学ぶのは面白かったから。利他的な大きな目標に忠実に生きるというのは大変かもしれない。そのストレスに耐えられるかは考えたほうがいい。例えば国境なき医師団は幸せなのか?とか考える。

耳障りのいい言葉、社会貢献で自分の進路をガチガチに固めるのも怖いなと。自分の興味、無理なくできる、という基準も大事。」

「好きなこと・できること・強み」の3要素

Sさんの友人が最近出した本では「好きなこと・できること・強み」の3つの要素を考えるそうだ。「できること」と「強み」が別で扱われているのが興味深い。

「できること」でも、それをすることでただ消耗する、しんどい、ということであれば続かない。私は接客をやろうと思えばできるけど、ただ消耗するだけなので、できることではあっても強みではないということか、なるほど。

強みとは、「自分では当たり前のようにできちゃうこと。だから、自然とそれをやろうと活力が湧いてくること。」「難なくすることができて、それで人に感謝される」という仕事が一番無理なく続けられる。接客だって、「大好き、何時間でもできる、生きがい。」という人もいれば、「一人で作業するの大好き。そのクオリティを上げるのに快感を覚える。」という人もいる。まさに適材適所。

だから、ただ「手芸が好き・得意」ってだけでそれを仕事にするのではなくて、それが自分の強みも活かせるものなのか=すなわちお客さんのためにそれをやろうという活力が自分から湧いてくるのかどうか、を判断せよ、だそうだ。

●手芸が好きで、それを職業にできる人=自分の作るもので、どうお客さんにどう喜んでもらおうか、もしクレームが来たりしても、じゃああれをしてみようか、これをしてみようかと活力が湧いてくる。

●手芸が好きだけど、それを職業にするのは向いていない人=お客さんに喜んでもらうためのアイデアが浮かばない、自分の作品を売ってお金にするプロセスのどこかの部分がしんどい、苦しい。

なるほど…。

八木仁平さんの 好きなこと×得意なこと×貢献したい分野 という方程式もあったけど、まあだいたい同じことを言っているかな。


では私の強みとは…

私は

  • 論理的に物事を考え、それを文章で説明する
  • 実験結果を効果的に伝える図表を作成する
  • 分析的な視点で物事を見て評価して考える
  • 整理整頓する

といったところが好きで得意で強み、活力が湧いてくる、趣味でもしたい、っていう感じ。なので、研究はやはり向いているんだろうな。さぁーーどうするかなーー


3.08.2025

働き方、自分らしさ、したいこと、したくないこと。

転職活動している友人、「もう働きたくなくて…」と言っていたのがすごく印象だった。自分の趣味もあるしパートナーとの時間も欲しいし、日々の生活だって丁寧にしたい。仕事に追われてしまうのは自分らしくない、といった感じなのだろう。

自分のほしいもの、やりたいことがはっきりしていて、それを迷いなく選び取っていけるだけの胆力と自分軸には尊敬の念すら覚える。

「日本はフルタイムで働く国じゃない」という言も、ずっと心に残っている。

大多数の人は、正社員、フルタイムで働いているかもしれない。それが「ふつう」である。その同調圧力というか、少数派になって不便を被ることを嫌う風潮・考え方は本当に蔓延している。

「ふつう」の呪縛からいかに自由になるか、永遠のテーマな気がする。

普通だから、皆やっているから、という理由で行うあらゆる活動、消費や結婚も含め……、それは、本当に自分がやりたいことなのか? よくよく自分に問いたい。そうしないと、何のために生きているかわからなくなる。

「普通に」正社員をして、時間に追われて働いて、そのお金で「普通」と思われていることをする。例えば、子育てするとか、マイホームを買うとか、年に一回贅沢な旅行をするとか。

それが、本当に本人が望むことならいいけれど、その「普通のことリスト」にチェックを入れるためだけにやっているのだとすれば、気持ちは晴れないだろう。自分らしくないからだ。

自分が望むことを、素直な心で、感じて、受け止めて、実行できる人になりたい。その方が絶対に心地良い。自分自身の心地よさを優先できる人になりたい。見栄、多数派でなくなる恐怖、寂しさ、満ち足りなさなど、なにか別の感情から突き動かされる形ではなくて。

「〜〜したい、でも……」 の、「でも」は単なる言い訳で、先に出てくる「〜〜したい」に、その人の本当にしたいことが出てくる、と樺沢先生は言っていた。それも心に残っている。

自分らしくいられる度合いだけ、それに自信を持つことができる度合いだけ、その人は幸せになるだろう、と思う。心が喜ぶことは皆それぞれ違う。だから教育から仕事から、画一的な枠にはめる近代のやり方は由々しきもので、自衛しなければならない。



3.03.2025

何の分野で?は結局大事かも、自分にとって。キャリアの話。

いろんな職種を見ているけど、これが社会にどのようなインパクトを与えるのか、が大事な気がしてきた。

仕事に、分析的なものの見方ができるかどうか、も大事。ただ、「XXが起こって、XXとなって、最終的にXXとなりました」という報告だけでは退屈かもしれない。これは分野によるか。スポーツとかだと楽しくないけど、哲学や歴史なら楽しいか。

マーケティングや、通販サイトの分析とかは、やはり本腰は入らないんだろうな、と思う。そもそも、できるだけ多くモノを買ってもらおう、という資本主義的な、物質主義的な考え方に違和感あるし。わりあい親近感のある出版業界に入ったとしても、本は図書館で借りて読みたい…と思うので、積極的に売り出したりしたくないし…。購買を推進することに抵抗があるのだろう。そして、「XXがいいですよ」と営業したりするのも嫌なんだろう。私自身が自分で決めたい人で、だから、干渉されたくないし、他の人も干渉されたくないだろう、と投影し、他の人が嫌がるようなことをするのは嫌だ、と思っているのだろう。

そう考えると、適職って、けっこうストライクゾーン狭いな。

自分が好きなこと得意なことで、倫理的に許容できる分野という、世界一やさしいやりたいことの見つけ方、に戻ってくるのだが。

お酒の時もそうだったな。癒やし、とか、人間関係の潤滑油、とか言われるけれど、やはり心のどこかで、本当にそうか?と思っていた気がする。潤滑油って言うけど、そもそもお酒の力がないと言いたいことが言えないって、そっちのほうが問題じゃない? お酒を飲めない人は疎外感を感じるだろうし。

それに、お酒に起因した暴力、アルコール依存症、飲酒運転事故、生活習慣病など、マイナス面も極めて深刻。無い方がいい。必要悪って考える人もいるし、それは個人の自由だけど、私は無い方がいいと思う。と、ここまで考えつくのにだいぶ回り道した気がする。

自分の考え方と、他人の考え方って、いつの間にかないまぜになっているときがある。私は肯定しない他人の考え方が、知らず知らずのうちに頭にどっかりと居座って、「私が考えました」みたいな顔をしている時がある。気をつけよう…。


11.18.2023

Rohto data science career talk

Tuned in to a career talk about data science at Rohto Pharmaceuticals. 

Rohto basic info

Rohto products eye care, skin care, pharmaceutical, food. 

R&D budget 7 billion yen! 


R&D job - a work environment at this company

Has a lot of freedom. Lets you explore open frontier.

Research project really depends. Development, basic, or improvement, data science. You'd better be willing to do anything. The environment will be provided. 

Do write papers.

Meeting in English! Most important thing!

Food products has to come within 6 month period.


No data scientist job per se

Job title (category) - R&D.

Do wet experiments too.

No prior data science, biology, or chemistry experience needed. So then how do you select which one to hire?


E.g. someone published a paper in 2 year. 

Real world data + experimental data --> faster discovery

Regenerative medicine research based in Haneda?? -- looks like Rohto sponsored to open a lab within Fujii medical university Tokyo. 


Difference between academia and corporate

Academic research is comprehensive, test all possibilities, could dig into small details. 

Corporate research has an informed guess of most important mechanism. More targeted. Tests a hypothesis that will be useful in product development or marketing in a short span of time. 

2.13.2023

今後のキャリアについて考える…。

ミドルキャリアクライシスに陥っているような気がする…?

栄養研は事務仕事が多いというのと、月給が低い(交通費も出ない…)、次につながるか不明、そして極めつけは往復2時間の通勤、しかもJR京都線しょっちゅう遅れる、ということでやっぱりやめることにした。申し訳ない!! やっぱり京都に根を下ろしたい。大学で何かないかな。これだけ大学がたくさんある市なのだから。

このままフリーランスで行けるかなーとかちょっと不安になったり、でも、企業に就職したって安泰とは限らないしな。そもそも別に安泰でなくても、プロジェクトごとに人を集めて最高の結果を出すスタイルも好きだし。スキルさえ磨いていけば、解析するデータは山のようにある…はず。お金のことは、養わないといけない人がいないので精神的にすごく楽だ。

あと、これ以上専攻を変えることが良い手かどうか疑問だということも。どんな研究エリアでも、その分野に精通するには何年もかかる。植物育種でも同じ目を見た。育種を学部生の時からやっている人にはものすごく有利だった。それをまた一から、栄養疫学、ヘビーな統計の世界に飛び込んでいくのがいいのかどうか、豆にフォーカスしたままの方がいいのでは。という思いも浮かんだ。豆に関しては、けっこう知見が増えてきたし。豆に軸足を置きつつ、栄養疫学のアプローチを取れば、豆類研究に役に立つような結果を出せる、ような気がする。

同じくフリーランスのデータアナリストの友人のブログとかキャリア変遷を読んで、とても励まされた。

How I learned to deal with uncertainty and became a freelance data analyst

また、グローバルな環境で働いている友人たちからも、「僕が英語と日本語が両方話せたら、多国籍企業にリモートで勤めて、USDで給料をもらうね。」とか、「米国のPhD があるんだもん、何とでもなるよ!」とか、「まだ週の半分は仕事があるんだから、1-2か月くらい、残りの半分の時間を使って、何をしたいかゆっくり考えてみたら?」とか、とてもいいアドバイスをもらった。起業したいってわけではないんだけど、自由はやっぱりほんとに代えがたい、という価値観を自覚した、のを思い出した。

そして、PhD が運転免許証なんだということも。

免許を使って何をするか、どこへ行くか、ある程度決められるのだから…。

結局、悩むのは、何を成し遂げたいかが、明確ではないからだろう。小手先の、お金を稼げるとか、今あるスキルでできるとか、そういう即物的なことを優先して考えて仕事を選んでいる。ではなくて、社会のどの部分に貢献したいのか、が大事なんだと思う。

How can I be of service to the world, to the society? を問いなさいと、オプラさんは言う。

"Your number one job, your number one job is to FILL YOUR CUP.  Because you cannot give what you don't have.  You must have your cup full first so the water runnth over, and then you can give to other people."

Act of giving.  It's a topic that has been in my mind for some time.


1.29.2023

The field you like&what you don't mind doing 8 hrs/day

Note to self, "ikigai" and something similar...

Regarding "the stuff that I thought/convinced myself I'm interested in ended up being things I'm tired of", one thing I would like to share from a career consulting book is that you want to separate "what you are passionate about" and "what you are good at (or at least don't mind doing 40 hrs/week)" and find an overlap between them.

I love the field of nutrition, but I wouldn't enjoy working as a community nutritionist interacting with strangers everyday. Rather, I'd enjoy analyzing nutritional data and writing reports.  The field I like and the tasks I like (or at least I don't mind doing  every day) - this combination will be a better fit for me.  A person who likes baseball doesn't have to be a baseball player. S/he can be a sports journalist, training coach, stadium vendor, or uniform manufacturer.  There are many ways to be involved in the field you like.

So it seems to me that you like the field of biotechnology and plant research, but you did not like doing wet lab experiments yourself.  This is my observation, so correct me if I'm wrong, but I hope these examples make sense to you?  Maybe you can think about What aspects of agricultural extension do you like? What activity in ag extension do you think you wouldn't mind doing 8 hours per day?