L'épanouissement personnel
Thoughts and notes of a researcher in plant genetics and nutritional epidemiology in Japan and the U.S. with a wide range of interests - choral activities, photography, nature, travel, and drawing. L'épanouissement personnel means personal development and fulfillment. Still in the middle of it, enjoying the process. 農学部、酒類企業研究員を経て、米国ミシガン州立大学で博士過程を卒業後、植物遺伝学と食物疫学の研究に片足ずつつっこんでいます。趣味の合唱、自然観察、旅行、写真、絵描き、国際交流など、いろんな記録です。L'épanouissement personnelは自己研鑽、実現というような意味です。生涯に渡って一緒に旅する人生のテーマ。
9.30.2026
個人的話題と職業的話題の絶妙バランス!短話完結で読みやすい。『心はどこへ消えた?』/東畑開人
9.21.2026
『結婚の社会学』/阪井裕一郎
慶応義塾大学の阪井裕一郎先生は家族社会学が専門で、「結婚の常識を疑う」が本書の問題提起。
結婚の常識って時代によって変わってきたことがよくわかる。
なんだかんだ、家父長制の家制度を維持するためという目的が一番大きい。女性は男性の「家に入って」、一番下の地位。昔は「離縁」も自分からはできなかった。でも、男性側の家族から、子供ができないなどの理由で「離縁」されることはあった。不妊の原因は男女ともにありうるのに、なんという不条理。
同棲の普及についても面白かった。同棲と事実婚はほぼ地続き。私のアメリカに住んだ経験でも、パートナー同士で同棲している人たちが本当に多かった。ただ、理由が違うのだそうだ。
・欧米で同棲を選ぶ人たちは、宗教から距離を置きたい、が理由。
・日本で同棲を選ぶ人たちは、苗字を変えたくない、が理由。
日本では結婚する際に、二人のうちどちらかが苗字を相手と同じにしなければならない、という不条理なルールがある。95%のケースで、女性が苗字を変えているそう。古い民法がそのままになっているのだ。誰得?といえば、もちろん男性得だ。政治家の性別割合が、そのままこういう所に反映される。
苗字を変えることによる不都合はたくさんある。自分の慣れ親しんだ苗字が突如使えなくなる。手続きに行くのも面倒くさいし時間がかかる。姓が変わることで、「結婚した」または「離婚した」というプライベートなことが否応なしに職場などで知られることになる。そしてそういった不都合は、二人のうちどちらかだけ(95%のケースで女性)に降りかかる。これを不平等と言わずして何と言うのか。
「夫婦別姓」という言葉を疑ってみる、という章も興味深かった。
事実婚を選ぶ人たちは、何が何でも違う姓にしたいわけではないのだ。自分の苗字を変えたくないという意味での別姓を求めている人が多いのだそう。
つまり、お互い苗字が佐藤なら、お互い佐藤のままでいて、別姓にするためにどちらかが新たな姓を名乗りたい、というわけではない。
「『別』という言葉が抵抗感を引き起こしている気もする」とインタビューに答えた人は語った。確かに。
* * *
選択的別姓に関する反対意見への反論も、極めて理路整然としていて面白かった。今度何かの機会に使おう。
(1)夫婦同姓は日本の伝統(?)
・夫婦同姓は明治民法によって成立した。比較的新しい。しかし、歴史認識はある制度を正当化する根拠にはならない。「伝統だからそれが正しい」は理由にならない。
・問題視されているのは、「夫婦同姓を強要する制度」。同姓と別姓のどちらが「正しい」か決めることはできないし、別姓を求める人たちは「正しさ」を主張しているわけではない。(「正義の反対はもう一つの正義」。)ただ、「別姓にすることも、同姓にすることも選べること」を法律婚の枠組みの中で認めるべきだと主張しているだけ。
(2)子どもがかわいそう(?)。親子で姓が違うと子どもの不幸や不利益に繋がるという主張。
・なぜかわいそうなのか。なぜいじめられるのか。いじめが起こるのは、社会が「別姓であることがかわいそう」と決めているからに他ならない。いじめるのが悪いのに、いじめる側の論理を支持するのも不可解。
・離婚率が3割で、その8割超で母親が子供を引き取っている。つまり離婚で子供も苗字を変えることを余儀なくされる。いじめなどに繋がりかねない。子供の福祉を考えるなら、女性ではなく男性が苗字を変えるほうが理にかなっている。
(3)「旧姓の通称使用で事足りている」(?)
・足りていない。半数の日本の企業が認めていない。そもそも、「旧姓の通称使用」は、別姓の選択肢がない日本において、当事者たちが妥協案として勝ち取った権利。それなのに、選択的夫婦別姓に断固反対する人たちが、「通称使用で事足りる」というのは筋が通らない。
そもそも「選択的」なのだから、すべてのカップルに別姓を強制するものではない。同姓にしたい人たちは、同姓にすればいい。
選択的夫婦別姓に反対する人たちは結局、
「今の慣れている制度を変えるのが嫌」
「男性優位の社会が壊れそうで嫌」
「伝統的な家族の価値観(家父長制度、つまり女性が家の中で二番手に置かれている状況)が壊れそうで嫌」
「女性が権利をもっと主張するようになりそうで嫌」
「手続きが煩雑になってシステム更新しないといけないから嫌」
という、現状自分に有意な制度を維持したい、もしくは面倒くさい、っていうそれだけの理由で反対しているのではないか。それによって不都合を被っている人がいることは考えず。
結婚後に姓をどうするかというのは、多くの男性にとって他人事。どちらの姓にするかがくじ引きで決まるとしたら、男性からも「選択的夫婦別姓」の希望が出てくるのではないか、という思考実験も大変面白かった。
欧米では結婚後も姓を変えない人が多い。それが当たり前になれば、同姓を強制する制度にはすごく違和感を感じる。
私たちは、安易に為政者の「これまでと同じ『安心な』政策」に乗らないよう注意しないといけない。
* * *
でも、今はそういう時代ではない。個人の時代だ。それにも良い点と悪い点はある。しかし、今更個人の自由と尊厳を著しく侵害するような時代には戻れない。ケアを親族の女性だけに押し付けてはいけない。そういう前提で、ではどうするかを考えないといけない。
ということで、そもそも結婚の定義を広げてもいいのでは、という話もあった。
例えばアメリカで、60代の仕事はあるが家を失った男性と、80代の、持ち家があるが一人での生活に援助が必要な男性、その二人の友人の利害が一致して、彼らは同性婚の制度を利用して結婚した。配偶者となれば、莫大な相続税無しに、家を譲ることができるからだ。
「同性婚の悪用」などと批判されたらしいが、では男女ならいいのか? 結婚する二人が恋愛関係にないといけない理由は何か? なぜ、ケアし合いながら一緒に生きていこうと決めた二人が、経済的恩恵を受けるために結婚してはいけないのか? そもそも、なぜそういった経済的恩恵が、幸運にもパートナーを見つけた人だけに与えられるのか。いろいろとツッコミどころがある。
結婚という枠組みで、女性に担わせる形で対応していたケアの問題を、社会全体で担う仕組みが必要なのだろう。
これについては エリザベス・ブレイク『最小の結婚』という参考書があるらしいのでぜひとも読んでみたい。
自分が今享受している自由って昔は当たり前じゃなかったんだな。じゃあ、わざわざ自由を制限するような、「家に入ってケアを担う」役割を、やりたかったらすればいいけど、したくないんだったら、しない自由があるんだよな。とかみしめた。
こういう本を読むと、社会学いいな、本格的に学びたいな、と思ったりする。
「alright」でいい。感情ジェットコースターに乗っていない友達の言葉にハッとさせられた話
最近新しい仕事についたシンガポールの友達の、
「It's been five months now, and I find it alright.」(転職して5か月たったけど、特に問題ないね)
という言葉にすごくハッとさせられた。
彼は、「alright」とだけ言っている。大丈夫、問題ない、のような。
「上司が良い人ですごくやりやすい!」とか、
「同僚と仲良くていい感じ」とか、
「社会貢献している感じがしてやりがいを感じる」とか、
そういうことじゃなくて、
「普通に行って仕事できる、問題なし」
のような。
ドライといえばそうだけど、期待が無いので、感情が揺れ動いていない。安定している。ただ仕事して給料をもらえるってだけで良くて、それ以上を特に求めていない。
彼は感情的にめちゃくちゃ安定している人だ。怒っているところも見たことないし、ケンカしたこともない。
ちょっと考えてみると、「上司が良い人で~」っていうのは、ともすれば「この人はこんないいところがある、好き! きっとこんな素敵な人のはずだ、この人のもとで働けたら素晴らしい毎日のはずだ」なんていう期待にも変わりかねない。
そういう風に(勝手に)思って、あとでそうではない場面が出てきたとき、「失望、ショック、そんなことになるとは思わなかった」なんて思ってしまうのではないだろうか。
要するに感情が上がったり下がったり、ジェットコースターなのだ。
これに対して、この友達は最初から期待値を「alright」で設定しているから、無駄に変な期待をしていない。人間にもいろんな面があるということを分かっている。その人の好ましい一面を見つける日もあれば、好ましくない一面を見つける日もある、と分かっているのだと思う(って、これは私の、彼に対する期待かな??)。
一日がつつがなく終わればそれでいい、のような。
仲のいい同僚がいたり、上司が素晴らしい人だったらもちろんありがたいけど、それに自分の感情を賭けていないのだ。
それに思い至ったとき、私は、他人への期待値を上げすぎていたかもなと思った。
些細なことで喜びや悲しみを感じてしまうたちなので、感情曲線はなかなかフラットにずっといられないけれど、少なくとも自作自演のジェットコースターは防げるかもしれない、心がけ次第で。
そう思った。
安定した心を目指そう~~「alright」で全然OKなのだ。
9.12.2026
シチリア料理リカータ
シチリア料理リカータに行ってきました〜
量が謎すぎてどれだけ頼めばいいのか分からず…探り探りで頼みすぎた感があったけど、どれも本当に美味しかった!
マグロのパン粉オーブン焼き。マグロとは思えない、ステーキのような肉厚感とジューシー感。うまし…。魚なのでもたれる感じもなくとてもよき。
シチリアのパン3種盛り。
そしてハーフ前菜。これでハーフ?! 前菜とパンでけっこうお腹いっぱいなんですけど…!
イワシのコンフィとトマト、松の実、レーズンの入ったパスタ。トマトの味が強すぎず、イワシがしっかり主張してくれてて美味しい……!!
そしてポークグリル。豚肉とは思えないほどの赤身肉感。しかも柔らかい。低温調理かな、と話しながら。赤身は焼くとバザバサで硬くなるので、調理方法がいいんだろなーーすごいー
前菜についてきたカリカリスティックと、退店時にチョコレートまでいただいた。シチリアのおおらかさが分かるような感じ〜
決してお安くはないけど、たまには、というか経験としていいのではーと思います!
9.02.2026
☆最近行った美味しいお店☆
三条京阪あたりを散策する機会がちょいちょいあり。
〇LOB COFFEE HOUSE
木のぬくもりと間接照明、美味しい自家焙煎コーヒーの香り、自家製ジャムまで、五感で味わえる隠れ家的カフェ。地元客・リピーターに愛されてます。
https://maps.app.goo.gl/b7bZaVhCKnheUdby6
〇中華焼肉 珉
地域密着型の、家庭的でゆっくりできるお店。料理も美味しく、焼肉以外にもメニューが豊富。
https://maps.app.goo.gl/1AkJtSu1xQ16SBnc7
〇アジアンキッチン Lotus
東南アジアの情緒が漂う。定番のタイ料理からちょっと珍しいメニューまで揃っています。
https://maps.app.goo.gl/uDZ8su3jSeiWiQnW7
〇Boulangerie Oshow
米粉コッペパンのサンドイッチのお店。京風の具から定番のあんバターサンドまでどれも美味しい!
https://maps.app.goo.gl/VjvXSc9aJTDvpP8L7
〇中国料理 東北家
美味しい中華料理屋さん!四川料理と書いてあるけど辛くないものもたくさん。メニューが多い、ボリュームも多い。
https://maps.app.goo.gl/p7VDDBSp8UJJtmwE8
〇スペインバル シドラ Sidra
ランチの焼肉丼がとても美味しくリーズナブルでした。夜はお酒もおつまみも充実しているようです。
https://maps.app.goo.gl/7z7i3CV4VsaJFwAs5
8.06.2026
Training to explain things logically and concisely in English
My original explanation
The range of the QTL for Ca on Pv04 is 33 Mb long. One chromosome is typically about 50 Mb long, so this QTL is taking effectively three-fifths of the whole chromosome. However, when I visualize it, it looks much shorter. That is because the visualization is based on the genetic distances, not physical distance. The QTL that spans 11-44 Mb is only 5 cM long because it is in the middle of the chromosome, where very few crossovers happen. So, that is why the discrepancy between the QTL range based on the physical position of the markers and the visualized range between them based on the genetic distance appear so different.
Improved version:
The QTL for Ca on Pv04 spans 33 Mb. Because a chromosome in common bean is typically about 50 Mb long, this QTL covers roughly three-fifths of the chromosome. However, it appears much shorter in the visualization because the plot is based on genetic distance rather than physical distance.
Although the QTL extends from 11 to 44 Mb, it spans only 5 cM. This region is located near the middle of the chromosome, where recombination is infrequent. As a result, a large physical interval corresponds to a relatively short genetic distance. This explains the apparent discrepancy between the QTL interval defined by the physical positions of the markers and its visualized length based on genetic distance.
Training for me
Your underlying reasoning is already strong. The main issue is not logic itself, but compressing the logic into a cleaner sequence and choosing more precise scientific phrasing.
The most suitable training for you would focus on four areas.
First, practise explaining one idea in a fixed causal structure:
Observation → explanation → mechanism → conclusion
For your QTL example:
Observation: The QTL spans 33 Mb but looks short in the figure.
Explanation: The figure uses genetic distance, not physical distance.
Mechanism: Recombination is infrequent near the chromosome centre.
Conclusion: A large physical interval can correspond to a short genetic interval.
This structure suits you because your original explanation contained all four elements, but they were partly repeated and distributed across several sentences.
Second, practise separating the specific case from the general principle. A strong scientific explanation often moves like this:
State the specific result.
State the general principle.
Apply the principle back to the result.
For example:
The QTL spans 33 Mb physically but only 5 cM genetically. Genetic and physical distances are not proportional, particularly in regions with low recombination. Because this interval lies near the chromosome center, its large physical span corresponds to a short genetic distance.
This pattern is especially useful in presentations and discussions because it helps the listener understand not only what happened, but why the same phenomenon may occur elsewhere.
Third, practise replacing conversational expressions with standard scientific verbs and nouns. Your English is understandable, but some phrases are translated too directly from spoken reasoning.
Examples from your draft:
“is taking three-fifths” → “covers roughly three-fifths”
“very few crossovers happen” → “recombination is infrequent”
“looks much shorter” → “appears much shorter”
“the discrepancy … appear so different” → “this explains the discrepancy”
“the range of the QTL” → “the QTL interval” or “the QTL spans”
A useful exercise is to build a personal phrase bank organized by function:
describing extent: “spans,” “covers,” “extends from”
explaining causes: “because,” “due to,” “as a result of”
describing relationships: “corresponds to,” “is associated with,” “does not scale proportionally with”
interpreting figures: “appears,” “is represented as,” “the plot is based on”
concluding: “This explains why,” “As a result,” “Therefore”
Fourth, practice removing sentences that merely restate the same relationship. Your original version explains the physical–genetic distance discrepancy several times:
it looks much shorter
the visualization is based on genetic distances
it is only 5 cM long
that is why the discrepancy appears different
All are relevant, but the final sentence repeats what the previous sentences have already established. A useful editing test is:
Does this sentence add a new fact, explain a mechanism, or draw a necessary conclusion?
If it does none of these, delete or merge it.
A training routine particularly suited to you would be:
Write the explanation naturally without restricting yourself.
Label each sentence: observation, evidence, mechanism, interpretation, or conclusion.
Remove repeated labels containing the same information.
Rewrite the explanation in three sentences.
Rewrite it again in one sentence.
Explain it aloud without looking at the text.
For your example, the three-sentence version might be:
The Ca QTL on Pv04 spans 33 Mb physically, covering roughly three-fifths of the chromosome, but it appears much shorter in the visualization. This is because the plot represents genetic rather than physical distance, and the 11–44 Mb interval spans only 5 cM. Because recombination is infrequent near the chromosome centre, a large physical interval can correspond to a short genetic distance.
The one-sentence version would be:
Although the Ca QTL covers 33 Mb on Pv04, it appears short in the visualization because low recombination near the chromosome centre compresses this large physical interval into only 5 cM of genetic distance.
Your highest-priority training is therefore not basic English grammar. It is information structuring, scientific phrase selection, and compression. You already identify the relevant facts and causal mechanism correctly; the next step is learning to package them in the order most useful to the listener.
8.02.2026
盛夏にCafe Restaurant ASAL でイラン料理
ふと思い立って、イラン・ペルシャ料理を食べに行ってきた。
暑すぎて、目的地の途中にあるここでランチして涼もうという魂胆であった…。
いやしかし暑い。サウナである。自転車に乗るのはたぶん悪手。熱中症にホントに気をつけねばならない。。
牛肉、玉ねぎ、スパイスを入れて作ったケバブを香ばしく焼いたものに、サフランライス! ライスの上の部分がたっぷりの油でこんがりと焼いてあって、フライドポテトのようなギルティな組み合わせだけど美味しい…。暑さで食欲不振だけど食が進みました。ケバブもジューシーで美味しかった。
そしてヨーグルトドリンク。アラビア語の名前で思い出せないが…炭酸水、ヨーグルト、牛乳、ミントを入れた爽やかなお味!夏の定番だそう。(ん?イランって夏しかないのでは?と思ったら、明確な四季があるようだ…!) 砂糖はたぶん入っていなくて、甘くなくて酸っぱくて美味しかった。ヨーグルトなのでお腹ゴロゴロも多分ないだろうし… 発見でした。











