11/22は感謝祭の夕食会にお呼ばれしてきました。そこのご夫婦の家では、大きな暖炉、大きな地下室、大きなリビングルームに細長ーいテーブルがどーんとあって、感謝祭のごちそうが並んでいました。出席者は20名近くいました。国籍も、フィリピン、韓国、ザンビア、タンザニア、ジャマイカとさまざま。主催のご夫婦もフィリピン出身で、大学を最近引退されたようだ。出席者とは教会で知り合っているらしい。月に一回ポットラック(持ち寄り会)も開いている、仲良しグループ。プラス、コロラドから彼らの息子さんも帰省していたり、シカゴから旧友家族も訪れていたりしてにぎやかだった。その家族もフィリピン出身で、実家はフィリピンにあるため、「帰省」できる家があるというのはありがたいようだった。
日本から来たと言ったら、「京都にいったことあるよ」とか話しかけてもらえて、うまく溶け込めた。大学教授である一人は、「日本から司法の役人さんが研修に来るから教えてるよ」と言っていた。それでアメリカ来れるなんて良いな。でも司法なんて日本語でも難しいのに英語ではもっと難しいのでは! 別の人は、「専攻は結婚と家族カウンセリング」と言っていて、何それ?と2回も聞き直した。そんな専門があったとは。心理学との大きな違いは、心理学は個人を一単位として扱うのに対し、結婚・家族学は家族を一単位として課題解決に取り組む点である、らしい。確かに、個人の選択や行動は、良くも悪くも家族に影響される。家族を巻き込んだカウンセリングは個人よりいっそう大変だろうけど、より根本的な解決に近づけるのかもしれない。私も心理学に興味があるのでとても興味深くお話しできた。彼の祖国の大学の先生は教育にあまり力を入れていなくて残念だったけど、ミシガン州立大学では教授が教育に熱心なので感動したという話も。私もそうだわ確かに!!と激しく同意。教育レベルの差…やっぱりあるね。
そのMSUでさえ世界大学ランキングでは100位前後なので、上位校はどうなっているのだろうか??
感謝祭のごちそうの定番としては、
・ローストターキー(七面鳥) マストアイテム。チキンに比べ、かなりでかい。
・グリーンビーンキャセロール さやいんげんのグラタン的なもの。
・スイートポテトの煮込み
・ローストビーフ
・マッシュポテト
・クランベリーソース 七面鳥にかける。七面鳥の肉は淡白でぱさぱさなので何かソースが必要。このお宅では、アジア風にアレンジしてあっておいしかった。
毎年恒例のようで、ゲームをした。ゲームと言ってもテレビやスマホを使わない、クイズっぽい伝言ゲームのようなもの。初めてする人はなかなか答えが分からず、えーっなんで?となるものだが、答えを教えてあげようとしたらだめ!と言われた。何かそんな仲間外れにするみたいでかわいそうじゃない、と思ったのだが… 盛り上がり方が飲み会のような感じもしてきた。しかしアルコールを飲んでいるひとはいない。この雰囲気苦手だわあ…とやはり思った。一方で、この東南アジア気質の陽気さが懐かしい気もした。シンガポール、タイ、フィリピンの友人もこんな感じだ。
高校1年生と、中学2年生くらいの姉妹もいて、家族行事に文句も言わず付き合っていてえらいなあと思った。食事中、ゲーム中はスマホも見ず、初めて会う人も多いのにお話ししたりしてえらい。アメリカの子供は総じて大人びているなあといつも思う。一個人として精神的に独立している気がする。何かさせたりするには理屈が必要だ。
奥さんが帰り際にハグしてくれた。またいらっしゃいって。誘ってくれた方曰く、彼らは本当に、いつでも泊まりに来て良いよ、部屋は山ほどあるし!といつも言ってくれるらしい。家確かに大きいよねえ。留学生を泊める民泊とかもしたいらしい。すごい。良い体験でした。
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