12.24.2013

通訳任務

カナダからのお客さんを案内して通訳するという任務が先週ありました。
初っ端からハプニング! 4人のカナダの方達は特急に乗って来て、最寄の駅で私達と落ち合うことになっていたのだけど、何と降りられたのは1人だけ! あとの3人はのんびりしていて降りそこなったらしい。大きなスーツケースもあるし、無理もないかなあ。電車が止まってから立ち上がっても間に合わないよね。。
ワイナリーと蒸留所も見学して、1日目は観光っぽかった。ワイナリーでの丁寧な説明+4人分の質疑応答、それを訳すのでさらに時間がかかり...最後の方はダッシュで回っていました。外に植えてある木にも興味津々。普段なら気づかず通り過ぎていくようなことも話題になるから、私もすごく面白かった。そのまま夜は会社の上司も交えての懇親会。ハードだ... 彼らを夕方ホテル(温泉つき!)に送ってから会社に戻り自宅へ戻りタクシーでホテル経由で会場に行く。全く時間なくて、スーツ着てて良かったーと思った(^_^;) 懇親会自体は楽しかった。料理も美味しく、皆さんにも喜んでもらえてとてもよかった。その中の1人は日本語を覚えようとしていたのでいろいろな日本語をみんなが教えてあげていた。「美味しい」とか「すいませーん」とか。ある程度の年齢に行ったらそうなのかもしれないけど、日本のことを教えたり紹介したりすることに、誇りを持ってというかすごいでしょうと言わんばかりの言い方をする人もいる(それがすっごいことならいいんだけど、そうとは思えない)。それを訳すとき、困る...(*_*) その褒めてくれニュアンスまで伝えていいのか? ここは客観的に、自慢っぽくならないように言い換えるべきか?とか...。
宴もたけなわの頃、上司から、「(彼らは)もう温泉に入ったの?」と聞かれた。それで私は何も考えずに間髪入れず「いえ、まだです」と答えてしまった。「いや、君のことじゃないよ」と笑われてしまったのと、いや、彼らのことでしょ、と自己ツッコミをするに至ったのはほぼ同時だった。。。日本酒とスパークリングワイン、恐るべし。
日本に飛ぶ前カナダでは大寒波があり、-40度まで下がったらしい! 信じられない。凄く面白かったのが、外に出て唾を吐くとそれが地面に落ちる前に凍り、地面をコロコローと転がっていくという話。ウソでしょと思ったけど、本当らしい! 絶対呼吸のたびに口の中とか肺の中とかが凍りそう...ひーー

そんなこんなでの宴の後、ものすごい疲労と共に就寝...多分2週間分くらい喋った。 翌朝は充填施設の見学同行と会議通訳。ここでも、新しい言い回しを覚えられて勉強になった! 実戦あるのみだ〜 日本側は「この良好な関係を続けていけたらいいですね」=「続けられるかはちょっと未定ですがそう願っています...」という意図で話しているが、相手方はその文面通り受け取る、ということがよくある。何も相手側も、この会議をもって契約成立とするなんて思ってないだろうけど、こちらの思いが間違って伝わっていないか、気を遣う。とかく日本語表現は曖昧で遠回しになりがちなので、英語にすると一言で終わるということも少なくない。お客様が、彼らはこんなに話しているのにこれが1文だけなのか?伝えられていない情報があるのでは?なんて思っているのではないだろうか。全てに気を遣いながらも、無事お見送りまでできた時はホッとしたー 彼ら紳士のウインクとジョークに助けられ、
達成感がありました。4月にも似たようなミッションがあるので頑張るぞ〜

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