12.27.2011

皆さんの意見が聞きたい

男女雇用機会均等法の記事を読んで、改めて考えさせられる。
女性の側にも、出世したくない、フルタイムで働くのは結婚・出産までと考える人がいるから、意欲の評価がよくないこともあるらしい。
一方で、給料、待遇、出世スピードに明らかな違いがあると会社を訴えた人もいる。判決は、差があることは認められるが差別ではないというグレーなもの。

今も普通に日本では、女性の仕事はこれ、男性はこれ、女の子はこうすべき、というのが強い。見えない鎖としてある。

確かに、結婚したら専業主婦、家庭を一番に考えたいという人もいる。子どもの面倒を誰が見るか、両親が離れていて頼る人がいなかったら、どうしようもない。結局女性がやめざるをえないことが多いし、一方で家庭に入ることを望んでいる人もいる。仕事で活躍したい、という野心が高い私としては、すごくもったいないなあと思う。子どもが手がかかるのはほんの一時期で、それを過ぎて正社員として再就職するのは難しい。せっかく教育を受けているのに。でも「元専業主婦」の受け皿が非正規雇用しかないのも確か…。
でも、仕事を続けたいがために結婚も出産も諦めるなんて辛い。なぜ社会は協力的でないのか。なぜ子育ての大変な一時期を、皆で乗りきろうとしないのだろう。暗に上司から退職を勧められた、なんて読むと腹が立ってくる。結婚するってことは、お手伝いさんになるってことじゃないですよ!と言いたい。お母さんのための子育ての本とかよく見かけるけれど、お父さんは何もしなくて良いわけ? やっぱり女性は家のことして、男性が働くっていう考え方が根強い。それが男性だけでなく女性にも浸透していることが、問題を複雑にしていると思う。

ヨーロッパとか、アジアとか、両性ともに働くのが極めて普通の国を知ってるから、何でこんなに差があるのか興味深い。

有給の数かな… 有給多くて取りやすければ、緊急時にもなんとかなりそう。有給を取っても、仕事の割り振りや評価に影響しないというのが前提。外国は手続きが極めて遅いけど、労働者の権利を守ればそれが普通なのかも。この間も、海外の人にメールしたら10日間のバカンスに出てます、戻ったら返信しますという自動メールが帰ってきた。別の人は1ヶ月フランスで休暇中、別の人は1ヶ月アメリカ縦断予定…などなど。土日に2日くっつけて4連休を年に一度取るのが精一杯な身にとってみれば、この過密スケジュールは一体なんなのか…と思ってしまう。

ワークライフバランスって大事だ。どちらも大事だから、バランスを取らないといけない。生きるために仕事してるのであって、仕事するために生きているのではない。

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