ある機械の調子がどうも良くなくて、メーカーさんものらりくらりの対応だった。一応対症療法はあったが、機械自体が古くなって更新の時期を迎えたため、サポート体制充実(本当に、すぐ飛んで来てくれる)の他メーカーに買い換えた。
それから1年弱。旧機械のメーカーさんから久しぶりに九州に来る用事があるので寄りますと電話があった。
はっ...。違うメーカーにしたのを言ってなかった。わざわざ言う話でもないかなとも思って、そのままにしていたけど。で、正直に、「他メーカーに買い替えてしまいました」と伝えた。あ、そうなんですかーと言われ、特段気分を害した様子もなかったので「ま、そういう話は会ってからの方が良いですかね」ととりあえずいらしてもらった。
開口一番、「いやー、◯◯さん(私)は男前ですねえ。正面切って買い換えましたと言うんですから」。
時間が無駄になるかもしれないと思って率直に伝えたのが、逆に良かったようだ。「我々も、教えてもらえるのが一番ありがたいですから。」と言ってくださった。その鷹揚さに感謝。
で、旧機械の長所短所、要望、現行他メーカー機械の使い勝手を聞いて帰って行った。商売っ気ないと自分でも言っていたが(確かに)、まあ逆にそういう人の方が好かれるかもしれない。正面から切り込んで、功を奏することは意外に多いと思う。面会して、向かい合っての方が、真意や真摯さが伝わるようだ。
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