L'épanouissement personnel
Thoughts and notes of a researcher in plant genetics and nutritional epidemiology in Japan and the U.S. with a wide range of interests - choral activities, photography, nature, travel, and drawing. L'épanouissement personnel means personal development and fulfillment. Still in the middle of it, enjoying the process. 農学部、酒類企業研究員を経て、米国ミシガン州立大学で博士過程を卒業後、植物遺伝学と食物疫学の研究に片足ずつつっこんでいます。趣味の合唱、自然観察、旅行、写真、絵描き、国際交流など、いろんな記録です。L'épanouissement personnelは自己研鑽、実現というような意味です。生涯に渡って一緒に旅する人生のテーマ。
12.17.2025
御伽の国、ラコリーナ
12.15.2025
『つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本』/根本裕幸
- 自分は本当は何が好きなんだろう。
- 自分にとって「自然体」とは何だろう。
- 自分の魂が喜ぶ生き方って、どんなだろう。
12.14.2025
近江八幡駅から終点までバスに乗ってそれから808段の石段を登る長命寺。
長命寺バス乗り場の近くの波止場。漁船がたくさんあった。ここで漁をしたり、湖畔で生活している人がいるんだなー
12.07.2025
最高級色鉛筆、ファーバーカステルポリクロモスに感動した話
祖父母の家のカレンダー(無地)をデコるため、12月に24枚ほど色鉛筆画を仕上げている。で、ずっと、トンボの色辞典とファーバーカステルクラシカルを使っていた。特にクラシカルの方は、とにかく塗りにくいし混色しにくい(すぐテカる)し、手が疲れる…。と長年思っていた。
色辞典の方は1本100円くらい。クラシカルは1本50円くらい。
で、一生使うものだし、アップグレードしても良くない?と思い。世界最高峰のファーバーカステルポリクロモスやプリズマカラーを一本ずつ持っていて、塗り心地が別ランクだということは知っていたので。ちなみにポリクロモスは単品で買うと1本400円くらい。セットで買うともう少しお安いけど。
で、ポリクロモスの60色をメルカリオークションで落札した!! 終了時間10分前の攻防などあり、私にしては攻めた…。中古品(でもほとんど使用してない)だったのでかなりお得に買えた。しかもふるさと納税した際のポイントも使えたので、実質2000円くらいで入手できてしまった…!さすがに興奮しましたわ。
さて、ポリクロモスさんの実力はいかに。
もう、ヤバかった。別格でした。分かってはいたけども、改めて。滑らかすぎる。気持ち良すぎる。混色し放題。細かいところもベタ塗りも、自分のやりたい表現に応えてくれる。これが世界最高峰の色鉛筆の実力かーー。ううむ…脱帽です。その日の日記には、「ぎょえ〜なんじゃこりゃーー!」と書かれていた(原文ママ)。
なぜもっと早く使わなかったのか…?低いクオリティの色鉛筆に半額出すぐらいなら、全額出してこれを買ったほうが長い目で見てお得であると思った。そんなに減らないからほぼ一生使うし、質が良くて、描いててハッピーになれるほうがいい。この描き味だったら、もっと描こう、練習しよう♫って気持ちにもなる。
何でもそうかもしれないけど、あるレベル以上に達すると、そこから先は使う道具に育ててもらうものなのかもしれない。バイオリンを弾いてた友達にこの話をすると、「楽器が自分を育ててくれるっていうのは確実にあるね。ただ、あまりに高級すぎるバイオリンは全く鳴らせないこともあるので、少しずつアップグレードしていくのも大事だと思うわ」と、バイオリンならではの面白いお話も聞けた。自分の何万円かのバイオリンは鳴らせて、何百万円のは鳴らせないって不思議…同じ楽器なのに。少なくともピアノではそういうことはないだろうから(高級ピアノでも音は出せると思う)、面白かった。ともかくも、いい道具を使うことで叶うレベルとか、上達度合いって、あるのかもしれぬ…。
重ね塗りが気持ちよすぎて、頭の中では「重ねられてゆく〜重なってゆく〜重ねられてゆく〜」(合唱曲『雪の日に』)が頭の中で流れていた…。
もうこれを知ったら、下位の色鉛筆には戻れぬ…。色辞典はまあまだいける、と思うけど。
写真で見ると、芯のテカり方がもう違うんだよな。安いほどテカってて、ワックス?などの溶剤が多く、顔料が相対的に少ない。ポリクロモスは顔料が多くてマットな感じ。配置を変えて写真を撮っても同じだったので、光源の当たり方の問題とかではないと思う。
試し塗りがこちら。スキャナだから解像度的にも限界あるけど、違いがわかる。特にクラシックは、最初から混色とか想定されていないことが見て取れる。Hの鉛筆に色がついた感じ? ポリクロモスは、色の粒が細かい気がする。重ね塗りがやっぱりとてもやりやすい。色辞典も、2色なら重ね塗りOKだけど、それ以上となるとテカってできなくなる感じ。いい買い物でしたわーー
「ポリクロモス」って、偽物があるから要注意な気がする…。違う色鉛筆セット(品質は不明)なのに、意図的に同じ名前にして誤解を誘っているやつ。
「ポリクロモス」という単語自体は、「多くの色がある」っていう意味の1つの汎用単語だから、いろんな色鉛筆の製品名としてまかり通っちゃう。商標取ってるのかな。「プリズマカラー」とか、2単語以上を繋げたり、造語を使ったりすると独自性が出せて、商標を取れる気がするのだが。。。
ともかくも、このファーバーカステル社の高級色鉛筆「ポリクロモス」以外にも、「色いっぱいあるよー」という意味で「ポリクロモス」という名前を冠している他の色鉛筆セットが存在する。ご注意あれ!
12.05.2025
初めて「Dr. xxxx」と呼ばれて研究のアドバイスを求められた日。
京都大学の学祭といい、京都大学元教授がやっているカフェに行って、大学院生やりながらカフェのバイトしている人と、常連の数理学分野の教授と、濃~~~い話をした先日といい、何やら学術分野の動きが激しい今日この頃。
軌を一にして、全然知らない人からメールがあり、「大学院生やってます。あなたの研究論文の一つのやり方と同じ方法で実験したいと思っています。詳しい話を聞かせてくれませんか」のような内容が。
「Dear Dr. xxxx」で始まるメールに、ちょっと驚きつつ、くすぐったい気もしつつ、襟を正すような思い。
うちの雑誌に投稿しませんかーみたいな宣伝メールでは、「Dear Dr. xxxx」っていう呼び方は常套句。でも、それは単に論文を書いたことのある人全員をそう呼んでいるわけで、博士号を持っているかどうかは関係ないのであった。
だから、本当にその人は、Dr. xxxxとしての私に相談してくれているのだなと思ったのです。
企業で働きながら博士号を目指そうとしているようで、同い年くらいじゃないかと思った。いろいろ人生経験ありそう。企業にいるから、設備や人材などいろいろ制限があって、その中で大学の博士課程。すごいなあ。長い期間がかかっているけれど、ぜひやり遂げてほしい。きちんとしているし、どっしり構えているし、自分の限界を見極めて、助けを求めることもできるので、大丈夫そうだなと思った。
人の印象って、けっこうこの短いやりとりで分かるもんだな。メールの文面とか、返信速度とか、話し方とか、人の話をちゃんと聞けるとかで。多分彼女はいろいろな人の力を借りながら良い研究をして学位を取れそう。
カフェをやっている京都大学元教授も、教え子がたくさんいて慕われてて、そのカフェによく学生が相談にやってくるなんていう話を聞くとほっこりする。同時に、「自分はそういう後進を育てるっていう事に関われていないなー」なんて思ったりする。でも後進を育てるってのは多分私の理想なだけ。やりたいか、好きかどうかではなくて。
この二つの欲求(好きだからやりたい vs. できたら利益になるからやりたい)は似て非なるものだと思う。同じ行動をするにしても、理由が違う。
好きだからやりたい = 後輩を指導するのが好きだから、楽しいからやりたい。魂が喜んでる。ていうかもうそういう機会をちょこちょこ見つけてはやってる。
と、純粋に好きだからやっていて、おせっかいも焼いちゃう、のようなのと、
できたら利益になるからやりたい = 後輩を指導するのは、キャリアの面でもプラスになるし、年齢からみても当然だし、みんなが通る道だし、ある意味義務のような気もする。できたらかっこいいし、後輩が立派に育ったらやり甲斐を感じて、そんな自分を褒めてあげたくなるかもしれない。自信になるかもしれない。
っていう、打算が先に来るやつ。
実際問題、私は教えることは好きじゃないし、指導には向いてないと自分で思っているし、敢えてやりたいと思っていないから、たぶん打算なだけなんだろう。もちろん、真摯に具体的に、研究で困っていることを相談してくれれば、教えられることは教えるし全力で助けるけどさ。なので、私は私が心地よいやり方で、1人でも2人でも、質問してくれた人の課題解決を手伝うくらいが負担にならずいいんだろうなーと思った今日この頃。
12.04.2025
霧深きミシガンクルーズ…またリベンジしたいですわ
う…霧が…。













