11.17.2024

気にしない力。カプセルホテルとビジホの高低差!!

島根ではカプセルホテルに泊まったのですが(神在月の観光シーズン、本当に宿がなくて)…。女性専用の部屋でしたが、20人!が同じ部屋に寝ていて、やはり静かなわけがない…。

深夜に帰って来てごそごそしている人が1時くらいまでいて、そこからやっと寝られるかと思ったら、高らかないびきをかいている人複数名、呼吸器疾患のような咳を繰り返す人が… で、きわめて浅い眠りで何度も目が覚め、早朝出発組の人々が4時半には動き出して寝室とロッカールームを往復する音も始まり、超絶睡眠不足でしたわーー

誰も会話していなかったのはよかったのですが、足音とドアの開閉音がひっきりなし…。朝は徹夜明けの状態でした。

これ、眠れた人いるのかしら??

騒音は慣れでもある。らしいし、寮生活とかだったら慣れるのかな? 耳栓して、どこでも寝れる人だったらいいのかもしれない。気にしない力、ほしい…! 二泊予定でしたがこれはマズイ…と思い、眠れないカプセルの中で二日目のホテルを検索。

松江市はやはりホテル空いていなかったけど、奇跡的に出雲市にビジホが!! 地方都市にしてはかなり高いお値段だったけど、ここはもうお金で解決しようと思い、深夜1時半にポチリ。

翌日の、個室のビジネスホテルに、広々と荷物を広げて、しーーーんとした一人時間を味わい、「あーーー幸せ…!!!」ってなりました。前夜のカプセルは、これを味わいありがたがるための伏線?だったのか?とすら思えて。熟睡して、翌朝目覚めた瞬間、ここはどこだっけ?ってなるくらい…。よかった!! 予定外に出雲市に泊まれて、なんか御利益があった気もするし。

ともかくも。ホステルとかシェアハウスとか、よく泊まれる/住めるなぁ…と思いました…。私は特に神経質な方だと思うけども…。(というか、聴覚過敏の気が…) 何でも気にしない人って、いいな。

何が起きても、大抵のことは、真正面から受け止めずにさらりとかわす。のような。

ちょっと話がズレますが、何でも動揺せず、気にしない人、揺らがない人、って一緒にいて本当に安心するなぁーと思いました。

騒音については無理だけど、その他のことについては、枝葉は揺らいでも根っこは揺らがず、どーんと構えていられる人になりとうございます。

出雲大社一の鳥居。日本初のコンクリート製鳥居だそう。

出雲市ありがとうーーー!!!

11.16.2024

足立美術館

足立全康という、明治初期から大正にかけて一財産築いた地元の実業家が建てた美術館。生家があった場所は、現在の足立美術館の所在地。

10代の頃から、商売の妙味を知る。うまくいった事業もそうでない事業もあったけど、結果的に長く続けていてこんな美術館をまるごと建てるまでに。田舎ののどかな土地のど真ん中に突如として現れる足立美術館。庭園は立派だった。さすが、この土地の広いところでないとこの規模は難しいだろう…。横山大観の『那智の滝』を模して人工の滝まで作った。滝って人工的に造れるものなのか…。実業家の意気を感じる…。






全康氏、最初の結婚は無理やり別れさせられて、仲が良かっただけにショックを受ける。。再婚し、息子が生まれるも、息子が十歳の時に妻他界。そしてまた再婚する。で、その妻にも老後に先立たれる。まあ80-90歳の時だから、どちらが先でもおかしくはないんだけども。何か…人との別れをたくさん経験してるんだなと思った。そして、そういう時、自分が持っているお金はどんな風に見えたのだろう。とか。一代でこれだけの財を築くって、田舎のムラ社会からどんな感じで受け止められていたのだろうか、とか。

ともかくも、美術館2軒行ったくらいの見応えがあった〜!

近代日本画(明治以降)と、現代画。

本館にある近代日本画は、横山大観を目玉に。大観は岡倉天心の遺志を継いで、日本美術院の復興に努めた。2 m ✕ 4 m の屏風 ✕ 2枚の紅葉図は迫力も色味も素晴らしく見事。群青色の背景に、明るい紅葉や焼けた朱色を使った枯れた紅葉など多様な葉っぱが巨木の上に広がる。プラチナが散りばめられていて、きらきらと光る水しぶきとなっている。

横山大観は太平洋戦争前、自分の画歴50周年を記念して、海山十題、合計20作品を描いた。話題になり、当時としては破格で売れた。それらを売ったお金は全額陸軍と海軍に寄付し、それでもって、軍部は戦艦「大観」を建造したらしい。すごい時代…。この頃に海のテーマが多くなってきたのは、海洋国日本の意識が高まってきたからだろうとの見方もある。芸術家が政治活動というか、国家のイデオロギーに加担するとは…。「絵は心で描く」と、言っていたそうだが、軍部の情報操作のままに愛国心を多分にかきたてられた心だったのか、戦時中となれば一番に不要なものとされる芸術というものを、彼なりに守りたい心だったのか、わからないが…。 加えて、軍人学校に掲示して士気高揚を図るためと依頼され、朝日と富士の絵を描いたそうだ。時代の趨勢には逆らえない、職業画家とはそういうものかもしれない。

現代画は新館に。美術院展への出品作の中から、足立美術館賞の受賞作品を選定と同時に買い取っていて、その作品を展示している。作者による作品紹介が書かれていて、それを読みながら鑑賞できるのが素晴らしいと思った! 現代絵画ならでは。現代絵画には馴染みがなかったしよくわからないなと思っていたけど、作者の解説があると一段深く味わえる。抽象画ではないので、描かれているものも幾分分かりやすいのだと思う。

バリ島の火葬の絵のテーマとして、「バリの人々にとっては死ぬことは、苦しい現世を離れて神々のもとに行ける喜ばしいことだから、お葬式は絢爛豪華」とか、一見部屋着を着て本に囲まれているが細々といろんなモチーフが描かれている絵「理(ことわり)」、について、「理とは、法則、規則、など堅苦しいもの+覚悟がスパイス。『見た人の記憶になんとなく残ってずっと考えさせる、人の時間をそれとなく盗む絵を描きたい』…と絵の構想を練りながら、何十時間も時間を盗まれてしまったことに気づくのである」というオチ付き。人の時間を盗む絵を描きたいというのは大胆な表現だけれど、それほどに人を惹きつける絵を描きたいということか…。

「人に〜させたい」という目的で描くのが、美術の在り方なのか?と思うと、疑問もある。ただ、作家が完全に自分の世界にこもって、「この題材を描きたい、私がやりたいように。見ても見なくてもどうぞ」というのも違う気がするし。

足立美術館賞の絵は全て大きい!2 m x 3 m は優にありそう… 大きな絵はそれだけで見応えがあるし、この大きさでデッサンぐるいもなく成立しているだけでそもそも素晴らしい…のに、その上にメッセージ性があって味わえる。現代絵画も親しみというか好きな部分が見つかってきたぞ?という心境です。

おまけに新館2階では、「人々を魅了する樹」という展示まで。木々を主役にした大きな絵画がたくさんで迫力満点で、 奥入瀬の渓流の波しぶきを描いた作品、5月の青森の、まだ肌寒い森の神秘的なひっそりとした雰囲気を描いた作品とか。藤の大樹の、大きな大きな根の絵とか。幻想的な藤の花の美しさ、可憐さと、対照的な、根っこのゴツゴツさ、複雑に絡み合って、水や養分をじっくり吸い上げて大樹となる。花咲くまで待つことの大事さを伝える。とあり、ほおお…と。樹特集も大変佳きでした…。

【今後のための備忘録】コインが返ってくるコインロッカーもあり、荷物を持っていっても大丈夫!ただ、入口と出口が違うので、入口に戻ってロッカーから荷物を取るのを忘れずに! 帰りの安来駅行のシャトルバスの整理券を取っておくこと! お土産物屋さんを見る時間とか、併設のカフェで昼食をとる時間なども考えると4時間あれば十分かな?公式HPにはゆっくり見たければ2時間、とあったけど、2時間じゃ全部の展示とその解説を見きれないと思いますーー💦




出雲割子そばにたどり着けた夜…!

昼の割子そばは断念したので、夜食べたいな〜と思っていたのですが、意外と松江になく…。

睡眠不足(てか徹夜明け?)からの一日歩いた挙げ句、エネルギー切れだよ〜と思いながらふらふらしてました。ホテルを変えたので、1時間電車に乗って出雲まで帰らねばならず、出雲で食べる手もあったのですが。出雲には、ホテルから歩いて行ける距離でお蕎麦屋さんが1軒しかなく、しかも電話して聞いてみたら私が到着する頃にはおそばがなくなっているかもしれません、と…。17時開店で、30分前から既に並んでる人がいるようで! ひえ~~~ 出雲市駅周辺は飲食店も少なくひっそりしていて、神在月以外の時はほんっとに静かなところなんだろうなと思われます。なのでできれば松江で食べたかった…!松江駅やその周辺はそれなりにお店や飲食店たくさんあるので。

彷徨っていると、松江テルサに「出雲そば」の文字が! 17時開店5分前で、まだ電気もついていなくて、開くんだか全然わからなかったけどとりあえず座っていたら開いた!店内が新しくて綺麗で、ちゃんとしたお蕎麦屋さんだった!新そば始めました、のお知らせがちゃんと筆書きで書かれていていい感じ。しかもアルコールメニュー一切なく、定食を食べてさっと帰れる気軽さが素晴らしい。

松江駅の前の道路を窓から眺めながら、穴子天割子そばを美味しくいただきました… 穴子はほっそいひょろっとしたいつものではなくて、鱧天のようにすごくふっくらしていて、想像したのよりはるかに美味しかった… 割子そばも、蕎麦の味がしっかりしていて、それにいろんな薬味をかけて食べるのが美味しかった。「テルサ最高!ありがとうーー!」となりましたわ。


ちなみに、テルサは勤労者福祉センターだそう。

出雲大社

出雲大社初めて来ました。森の空気が澄んでいる。厳かな感じ。金曜なのにすごい人だ〜
縁結大祭めがけて行って、無事参列できたので良かった!!



普段は入れない拝殿の中の参拝者席で大祭を見る事ができた! まあ、本殿の中で何が行われているかは木の格子越しにちらりとしか見えなかったんだけど… それでも雰囲気あった… あと、アナウンスの方がいて、今なかで何が行われているか知らせてくれるのもありがたかった。

参列者用のテント。神様は西を向いているそうなので、西側に。しかも手前のたくさん椅子が並んでるところじゃなくて、その奥のほうが見れる…じゃん、と見渡して気づけた。そしてそこの最前列が取れた! ここは、朝8時着の電車に乗って、バスではなくタクシーで即向かって席取りを優先した甲斐あり、我ながらいいお金の使い方をした…!

参列者セット。封筒、式次第(と言うのか?)、絵馬、宝物館拝観券、カイロ。絵馬は、願い事を書いて、大祭の時に一緒に祈ってもらい、そのあと掛けて帰る。じっとしてると寒いのでダウン着て正解。カイロも後に活躍、ありがたい…!

縁結大祭中、扉が開けられる儀式があったのだけど、開けられた時、ひゅーっと冷気が吹き去って行ったり、祝詞が読み上げられる際、突然ぽちぽちと雨が降ってきたり…。想像かもしれないけど何かいそう…なんか、密度が…?みたいな。なにせ、八百万の神々なので… 扉から出てきて、今年1年のすべての佳いご縁を話し合っているのでしょう。

この大祭、往復はがきで応募して、最初の二千名が受け付けてもらえる。9月から受付開始していて、気づいたのが10月初め…間に合うかな?と思ったけど出してみてよかった! 宗教行事に五千円も払ったのはたぶん初めて。参拝記念品(お砂糖、縁結び守り、縁結び紐)がもらえるので、お土産はたくさん!

参拝記念品たち。

素鵞社という社が一番北にあって、稲佐の浜の砂を持ってきて、それと交換して、というのがお作法らしい。大祭が終わって、北に回り込んで見たら、それが長蛇の列…! お参りだけでもしたかったけど、稲佐の浜に行く時間もなかったし、縁結大祭見たからそれで十分!な気がしてすすすーっと横を通り過ぎました〜 日御碕灯台も行ってみたいし、次回は車で、灯台から浜から大社へ、巡ってみたいと思います。


神様たちが神在月の間滞在してはってる東十九社と西十九社(宿舎にあたる)の扉も今だけ開放されていて、お供えのご飯、箸、塩、水、などがちゃんと神主さん達の祝詞と雅楽とともに供えられていて。
そのすぐ近くで人々が鑑賞したりお祈りしたりしている。神主さん何人いてるんだろう… ともかく規模が違いましたわ。

「きずき」というお蕎麦屋さんをおすすめしてもらったのですが、なんと金曜日は定休日ーー!大祭だろうが何だろうが休む日は休む!の意気込みが素晴らしいなと思いました💪 ここもぜひ開いてる時に来たい〜。周辺のお蕎麦屋さんというか、飲食店のほぼすべてが大行列!! ここで1時間並ぶのは時間がもったいないので(しかもそばが残ってる保証もない)、出雲そばは夜にして、和牛ライスバーガーを食べました!すぐでき美味しい!コメが食べたかったしよかった!




因幡の白兎の像がたくさんあって大変可愛かった…!

松江城と武家屋敷

松江城とその城下町一帯は、初代と2代目の城主が継子なく断絶した後、松平家が長野から来て治めたらしい。

家康と秀吉の孫にあたる松平直政は、14歳で大坂の陣に出陣して、その勇猛さに家康が感心して軍扇を遣った、という。数え年か満年齢か分からないが、すごい時代である…。今で言うところの少年兵なのに、この時代だと何故か武勇伝に聞こえる。

城内は地下の塩倉、井戸から、上は天守閣まで。階段が狭いし急だ。そして、敵軍が攻め込んで来た時に備え、石を落としたり、矢を放ったり、鉄砲を撃ったりする窓が空いている。これも非常に生々しい。  

階段は、敵が攻めてきたとき取り外しやすいように、軽い桐の木で作っているらしい。桐ってそんな軽いの…?桐箪笥めちゃ重いじゃない…?

天守閣が現存するのは日本国内に12城しかなくて、松江城はその貴重な一つ。廃藩置県の際、松江城は不要なものとして取り壊される予定で天守閣も当時の値段で180円で買い取られる予定だったけど、豪商や地域の有力者が国に180円を払う形で買い取って、保存してきたそう。なので、中にある太鼓(時を告げる)とか、柱とか、古いシャチホコとか、全部残っている。保存修復、並々ならぬ努力だろうなぁ。住み手がいなくなって壊すしかない明治時代の民家とかのリノベや保存に関わっている人達がいるけど、将来、◯◯さんのおかげでこの町屋が壊されずに済んだ、と言ってもらえるのではないかと思う。

武家屋敷も見てきたけど、飾りを省いた質実剛健な作りだった。井戸から水を汲んで土間で煮炊きして、ひーろい部屋で掃除は大変だし、亭主やら近所関係やら冠婚葬祭やら用事は山ほどあって。女性が使用人状態だったこの時代から考えたら、現代ってまだ進歩してるんだなぁー。とは思った。もう何十年かしたら、またさらに進歩していると願いたい。





11.14.2024

松江の居酒屋 やまおか食堂

アットホームな感じ。

山陰地方の美味しいものたくさんで、美味しかった〜

近くに座っていたおじさんが、日本酒くれたり卵焼きくれたりした。笑顔がすてきだった。引退して地元に戻って来て、ここで常連さんしてる(笑)らしい。こういう、人に話しかけられる気さくさってすごいと思う…。

香箱がに。親ガニで卵?も入ってる。甘酢との組み合わせが超おいしい…

大山鶏と、島根産コシヒカリ。うまし……。あと撮り忘れたけど雲太というシイタケのソテーも食べた。鉄板焼きのお店なのでさすが、おいしい!

さいきん。Notes upon solo traveling

Been talking about cats and dogs with several people, and this morning I had a dream that I adopted 4 cats 😂 it was so cute that each of the 4 had different personalities (or catonalities I should say), but I freaked out that I only had 1 cat toilet. And there was some detective type story happened afterwards.  It's all over the place, but that symbolically showed how extremely occupied I have been for the past few weeks with two work deadlines and a hiccup with some of my friends. 

Ohh I wish I had someone whom I can tell anything and everything, and whom accept it without judging me or being too emotionally involved.  And I wish I had someone whom I could do the same with too.

This is really my problem, not anyone else's.  And I've been working on it 🤔

It's worth remembering that I'm like quite a different person when I'm feeling great and when I'm feeling down.  I tend to blame myself a lot when I make a mistake.  I'm on a run of doing something that I'd regret later on..

I should have, could have, and would have.., these are all the things that you could say later on but you don't know at that moment.

And still, I think it's part of ups and downs that happen in life, and I'm here to embrace it, neither ignore it nor overreact to it.. easier said than done, though.

Anyways. 

Solo traveling is calming. 

I was so reluctant to do it, but it is good. 

Rather, I make it feel good to me for my own sake.

This kinda things have happened before. And I was forgiven, thanks to many kind-hearted people. And, I've forgiven a lot of people, too. This is how interpersonal relationships go. 

I don't need anymore regrets and preaching.  I just want peace of mind, and I'll wait for it. 

The sunset in Lake Shinji was gorgeous.. the area near the art museum was soothing. Love the large open area with lawn and a lake. I should go explore sites with freshwater.