7.11.2016

ビザ面接の顛末

ビザ面接に行ってきました。そう何度もある経験ではないし、面白かったので振り返ってみる。やっとまとまった時間ができた…。

大阪の大使館は、JR大阪駅から歩いて10分くらいのわりと便利のいいところにあった。とあるサイトで、「いつも警察が網バスを真ん前に停めて警備しているから分かりやすい」とあって、「網バス?」と思っていたのだが…。到着して分かった。それは護送車である!! たしかにあみあみしているが…。行き先は警察署のみ、片道オンリーのバスだ。でもその描写が可笑しかった。

大使館の建物の前には、警備をしている警察官が3人、そして、向かい側にある植え込みのところに、ビザ面接に来たのであろう人々が20人くらい座って待っている(きっとこの植え込みのところは、常に誰かが座って待っているから鳥とか虫とかあまり来ないだろう)。10時45分の予約なんですが、と警察官の方に聞くと、じゃあ並んでくださいとのこと。よく晴れた日でかなり暑かった…のに外で並ぶんだ。でも幸いに、建物の陰で日が当たらなかったので良かった。15分くらい並んでいると、だんだん右の人から建物に入っていく。

さらに待つと、面接時間を書類で確認されて、じゃあ中に入る人たちの列に入ってください、との指示が。携帯電話と、25 cm X 25 cm以内のカバンしか持ち込みしてはいけない、という事前の面接予約書に書かれた指示を守り、駅のコインロッカーで荷物を預けて軽装で来たが、他の人々は普通のA4が入るような大きいバッグで来ていた。それでも何も言われていなかった…。ふーむ。携帯は番号札と引き換えに預けて、最初に持参書類のチェック。3階に上がるよう言われて、エレベータのところの壁にオバマ大統領とケリー国務長官の写真が! おおーオバマさんの穏やかな表情。で上がって指紋採取、また書類確認。その時の担当官は英語を話していて、"You gotta bring a jacket. It gets really cold there." と言っていた。はいーと答えておいた。

で、指紋採取は恙なく終わり、2階に下りて面接を受けるように言われた。面接と言っても、就職の面接仕様ではない。会話と言っていいくらいのものである。個室でもないし、窓口がいくつもあってそれぞれで面接官と申請者が直接話をする(防弾ガラスで仕切られているため、マイクに向かってしゃべるのだが)。なんと、日本語での面接だった! 英語面接と聞いていたし、以前ビザ申請を東京でした上司は、「大使館に入った瞬間からアメリカだった」と言っていたので、拍子抜け…。

「お名前は?」から始まり、まあビザ申請書類に書いてあることを改めて聞かれるだけなのだが、「今、何歳ですか?」という質問には面食らった。それ聞く?! 列に並んで待ってる人達に聞こえちゃいますけど…笑。そうきたか…。3分くらい話しただろうか、それで、「承認されました、後日パスポートを返送します。」とのお達しで終了。事務的で形式的だ。さすが、学生ビザ。もはや、指紋を提出しに行ったようなもの。これがビジネスビザとなると話が簡単ではないらしいのだが(簡単に通った人の話を聞いたことがない)。ともかくも、無事にビザをもらえて良かった!

後で調べて分かったけれど、日本のパスポートは最強で、短期ならビザなしで入国できる国がなんと60か国超! それだけ、不法滞在せずに自国に帰るのが確実なのだろう…。日本のパスポートスゴイ。そんな日本人の評判に恥じないように行動せねば。

ものの20分くらいで全てが終了し、びっくりするほどスムーズだった。大使館のビザ申請の仕方動画によると、「面接が終了するまで1-2時間かかるから、本を持っていくのは良いアイデア」と言っていたのに。本、重かったけど、よかった。

帰りがけ、「JR大阪駅に、来た道を戻るだけでしょう、簡単~」と思いながら歩いていたが、どうも明後日の方角に進んでいたようだ。なぜ? 来た道と平行な一つ手前の道を歩いていたはずが。暑いのに…。ホワイティうめだに入る入口を何とか見つけて早々に地下にもぐった。そんな冒険弾丸ツアーでした。


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