12.15.2025

『つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本』/根本裕幸



根本さんの本を全巻読破しよう!のコーナー。

今の自分には、嫉妬心はあまり無いと思うけど、昔はすごく留学したくて、留学・海外勤務している友人たちが本当に羨ましかった。彼らのキラキラしたSNSを見たくないと思ったこともあった。そんなことを思い出した。「私も留学したい…けど、だって…、どうせ…」と、素直に認められなかったし、無力感、敗北感を強く感じていた気がする。そんな時のことを思い出しながら読みました。

嫉妬する相手と対象は別。だから、嫉妬を感じたくないあまりにその人と距離をとっても、また同じ嫉妬の対象を持つ人が人生に現れる。

嫉妬する対象は、自分が本当は欲しいと思っているもの・本当は手に入ると理解しているもの。

嫉妬は、「うらやましい」+「ネガティブ感情」。

ネガティブ感情:無価値感、無力感、劣等感、罪悪感、怒り、嫌悪感、不安、恐れ(抵抗)、不信感、競争心、独占欲。←これらに向き合うことが本質。

ネガティブ感情への向き合い方
覚悟と根気が必要。時間がかかるかもしれない。できることからでOK。
1️⃣ 自分で自分を認めてあげる。
● 他の人の魅力的だなと思う所を挙げる。それは自分の魅力であることも多い。自分の魅力や価値を、自分で認めてあげよう。
● 誰かのために頑張った自分を、まずは自分で認めてあげよう。
2️⃣ 愛されている!と実感する。
● 他の人に、してもらったことを書き出す。
● 両親が自分を愛してくれた証拠を探す。
3️⃣ 自分の感情に責任を持つ。
● 「嫉妬を覚えるのはこの人のせいだ。環境が悪かったからだ。親が悪かったからだ」と他責にするだけではなくて、自分の感情として、自分で処理する。
● お恨み帳(怒り、恨みつらみを書き殴る、誰にも見せない吐き出し帳)を書く。
● 投函しない感謝の手紙を書く。

嫉妬する自分を認めてパワーに変える3ステップ🐾
1️⃣ 私は「何に」嫉妬しているのだろう? →そこから「本当に欲しいもの」が見えてくる
2️⃣ 「私は、◯◯が欲しい」と言葉にする。口に出す。その時、惨めさや無価値感、自己嫌悪が出てくるかもしれない。それも感じて、吐き出す。「◯◯が欲しい」と素直に認められると、心は落ち着く。
3️⃣「私は、◯◯を手に入れられる」と口に出す。魅力なら、「私にも、◯◯という魅力がある」など。手に入れられる、と思い込めれば、そこから言動が変わる。行動が変わる。世界が変わる。

嫉妬に振り回されずに自分を保つ3つの手法
⭐️自分軸を持つ。「人は人、自分は自分」
⭐️自分をそのまま肯定する。「嫉妬しちゃうよね、しょうがない!」
⭐️自分を、大切な友人のように扱う。鏡のイメージワーク:ただ、鏡に映った自分に「OK」を出して、抱きしめてあげる。


すると、「もっと自分らしく生きたい」という思いが生まれてくる。
  • 自分は本当は何が好きなんだろう。
  • 自分にとって「自然体」とは何だろう。
  • 自分の魂が喜ぶ生き方って、どんなだろう。
そこで、自分の思いに正直に行動できるようになり、他人の言動が気にならなくなる。


*       *       *

確かに確かに、と思いながら読みました。
自分が欲しいものを素直に認めるだけで心が落ち着くっていうの、不思議だなーー。自分に嘘をつく(本当は欲しいけど、欲しくないと思い込む、認めない)っていうのがいかに心の健康に良くないかを示している気がする…。




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