洛北の苔寺と呼ばれるのだそう。
禅寺の方丈様式の中ではもっとも古い寺なのだそうだ。能登領主畠山義元と、九州の都総督であった大友義長(宗麟の祖父)が創建した。1502年ごろ。
日本最古の火縄銃(1583年の在銘)も展示している。木で出来ていて、重そう。1583年なんて昔のようなそうでないような。そんなときから銃を使って戦争していたんだな…。今のウクライナ侵攻を見ていても思うけど、結局人類は争いをやめられないのか…。
この松がまずすごい。背が高いので剪定が大変そうだーー
阿吽の石庭にある基礎石は昔、聚楽第(1586年築城、ということはここができてから、あとから来たのだろう)のものと伝えられている。
檜皮葺
室中。作者不詳の龍の絵がある。
方丈前庭、一枝坦(いっしだん)。開祖の禅師が賜った室号に由来しているらしい。中央に蓬莱山、右に亀、左に鶴がいる。
開祖堂
方丈造りの裏側。居室や物置があり、その昔寄贈されたという狐の屏風もある。この狐の屏風に面白い逸話がある。ある人の商売が上手く行かず家にも不幸が起こるのでなぜかを観てもらったところ「お宅に狐の屏風か襖がないか。その狐さんはお坊さんで、まだ修行したいと言っている。早急に近くのお寺に持っていくが良い。」と言われたらしいのだ。で、持ってきたのがここにある狐さんの屏風。昭和35年(1960年)のことだった。狐さん、お水を供えられていて、願い通り、お寺で修行(?)している。
唐門も現存している。すごいな。
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