カウンセラー根本裕幸さんの本を全冊読破したい衝動に駆られている最近です。
主人公が最初は妻におんぶにだっこで仕事から帰ってきても何もせず、妻の文句もスルーで全然自分の行動を顧みないストーリーだったのでムカムカしてきて、これは心穏やかに読めないなと思って一回閉じたのだが…。
ほとぼりを冷ましてからもう一回開いてみた。
多分、夫婦仲の良い同僚とかにダメ出しされて行動改善するんだろうな、オチ的に、と思ったので。
オチは予想通りで。それにしても、仲直りの際も言葉が足りてない気がしたけど…。
ともかくも、この本のメッセージとしては以下のような感じかな。
- 夫の妻に対する甘え(他人事気分、話を右から左へスルー、問題に気づかないフリ、など)は、「甘え」と言えば聞こえのいい言葉だけど、その実は「妻のことを自分と同等と見ていない・軽く見ている・なめている・重要視していない」ということ。
- 大問題だと思う。
- 漫画でもグラグラ来るくらいに腹立たしい。
- そんなふうになめられた状態に甘んじている人ってなんでなんだろう。
- きっと、両親の姿とかを見て、「これが普通」と思い込んでしまっている人も多いのではないか…。
- コミュニケーションの大切さ。言い難いことほど。
- 「いつかわかってくれるだろう」「時が来たら変わってくれるだろう」では、伝わるはずもない。
- 不満を我慢すると、それは相手にとっては無かったことになる。
- 意思疎通、コミュニケーションの大切さが書かれていた。
- 考えや感情を言語化して伝える力と
- 口を挟まずに聞く力の
- 両方が必要!!
- これだけでけっこうな割合の問題が解決するのではないか、というくらい…。
- 相手の話をよく聞くこと。
- 聞くのは、相手の思い、考えを理解するため。
- 相手が話したいと思っていることを聞く。
- 怒っているのだったら、怒りたくて怒っているのだから、怒りたい気持ちを受け止める。
- 「まあまあ落ち着いて」は、相手の感情を否定・拒否していることになる。それでは相手の気持ちを受け止めたことにならない。
- 「自分に何ができる?」と聞く。
- そして、言われたことを実行するよう努力する。
- 我慢しすぎていつかバクハツ→熟年離婚、が最近多い。でも、突然言われた方も寝耳に水で。「何も問題ないと思っていたのに…」。
- まずは言ってみよう。伝えてみよう。
- 相手に気を遣いすぎて言えないというのは、耳の痛い話だった…。
- 伝えたいことを相手が受け入れるかは、相手の課題。自分の課題ではない。
- 相手が聞く耳を持たないなら、その時は自分の身の振り方を考えよう。という話。
- パートナーシップとは、自分の成育歴(母親が全部やってくれていた、など)はベースにあるとしても、想像力を駆使して、二人の居心地いいところを探そう、作り上げようと努力すること。おんぶにだっこでは、パートナーを親の代わりにしているだけ。
- お互いに考えを言い合って、できるだけ二人とも納得できるような形にしようと頭をひねる中で、一人では思いつかなかったような抜け道のような解決策が生まれる。それは人間関係の醍醐味でもある。
- 「こうするべき」「こうあるべき」の「べきおばけ」
- SNSに見られるキラキラした世界、「一億総中流」、世間、対面、隣の芝生…などから、「こうするべき」「こうあるべき」という考えに縛られて苦しくなる。
- 本来、自分軸があれば気にせずにいられるもの。「うちはうち、よそはよそ」。
- 自立は、自分の力で生きていくことだが、全て自分一人でやることではない。頼るべき時に頼れる人がいてこそ成り立つ。頼れる相手が誰もいない状態は孤立。「おかげさま」、「おたがいさま」の心で人と繋がろう。
気を遣いすぎて言いたいことが言えない、っていうのはつまり、
それだけ相手のことを気にかけている、愛している、ということ。
自分の中にあるそんな大きな愛に気づきつつ、
自己犠牲ではなくて、相手も自分も幸せになれる道を探していく。
それを自分に許可する。
ってことをやっていきたいですねー。
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