4.17.2022

石垣島と一眼レフ

海水を盛大に被った一眼レフの中に入っていたSDカード、何とか無事にデータをとりだせた! SanDisk の人のツイートで、「あまり知られていませんが、SDカードは30分の浸水や洗濯に耐えられるように作られています、読み込む前にしっかり乾燥させてください」とあったので、希望はあった…。しかし海水はどうなのかと思っていたが、二週間ほど忙しさにかまけつつしっかり乾燥させてみたら、何とか生きていた! 画像を読み込めるうちに、即保存! 接触が悪くなっていて、Unexpected inturruption とか出ながら……がんばれーーー!!と応援しながら。よかった!!なんかいろいろいい勉強になりました…。やっぱ一眼レフで撮る花の接写は違うなあと改めて思う。一眼は残念ながら海水を被りすぎて復旧不可能だった。二時間弱であんなに潮位が上がって波が高くなっていたのには驚いた。コンデジでもいいかとおもっていたけど一眼はやっぱ違うなあ…ぶつぶつ

2009年に買った一眼だったので、13年使った。私の青春時代の相棒ではないか。長い間ありがとう。

この一眼で思い出すのは、「常識は変わっていく」ということと、「自分の感性を一番大切にした方がいい」ということ。当時の一眼はファインダーを覗くタイプが主流で、液晶画面がついていないものもあり、液晶を見ながら撮ったり、撮った画像をその場で確認したりできなかった。研究室の先輩にも何人も一眼を持っている人がいて、それが味だと言う人ばかりで、そのタイプを勧められた。でも自分でお店に行って試してみると、黒くてどっしりした、いかにも一眼ですというカメラは重たくて使い勝手が悪くて、それよりも軽量の、画面もついた、コンデジ感覚で使えるモデルに惹かれた。パッと見一眼には見えないし、きっと先輩たちのおすすめではないだろう。しかし、やっぱり使うのは私だよね…それに、まだ入門機でいいし、きっとこのモデルで撮った写真と、本格一眼で撮ったものの違いがわからないかもしれない(そんなことはなかったが。笑)と思い、自分の気に入ったモデルを買った。やっぱりそれで正解だった。ファインダーじゃなくて画面を見ながら撮れたら便利だし、撮ったものはすぐ確認したい。カメラバッグを別に持ち歩かなくて良いのもすばらしい。非常にお気に入りのカメラになった。当時の一眼としてはすごく軽量だった。

それから月日は流れ、一眼はどんどん軽量化していき、もはや見た目は一回り大きいコンデジ、センサーサイズだけがやたらでかいよというのが台頭してきた。もちろん黒くて重くてごつい、本格派も需要はあるが。あの時、13年も使うと思っていなかったけど、気に入ったものを買って良かった。ちょっとしたことかもしれないけど、迷いまくって決められない私のいい行動指針になるのではないか。。

今は普通じゃないことでも、もっと時間が経って普通になることもある。今自分が迷っていることが、「自分がやりたいかやりたくないかで迷っている」のか、「まだ誰もやったことがないから迷っている」のか、その区別をするのは大事だと思う。後者は「不安、恐れ」の要素が強いもの。だけど、状況は変わるかもしれないのだから。「もしこれが先駆者がいて前例のあることだったら、心理的抵抗は薄れるか?」と問うてみるのがいいかもしれない。

今回海に置き忘れさえしなければ、まだカメラは全然普通に動いていたのにな! 2006年に買った電子辞書もまだ普通に使える。長持ちするのだから良いのを買った方が良い。 








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