1.30.2025

『質問力を鍛える本』 ウォーレン・バーガー著、八木龍平監訳、田村豪訳



積極的な建設的応答…健全な人間関係に欠かせない。パートナーが、お互いの注意を喚起する「宣言」に、耳を傾けるかどうか。相手のポジティブな感情を引き出す。話題を広げる。「おめでとう、それはよかったね!」「ああ、きれいな鳥だね。名前を知っている?」「その新聞記事で一番面白いと思ったのはどこ?」「それは大変だったね。何か手伝えることはある?」

「グラスをそのままにしておいたら妻に捨てられた。」有名になったブログ記事。フレイはグラスをシンクの近くにおいたままにする癖があった。彼自身は気にしない。でも、パートナーは気にしていて、それは自分にとって大事なことなんだと、何度も注意喚起をしていた。でもフレイは聞く耳を持たなかった。「些細なことじゃん」。そうしたらパートナーは去っていった。この時、彼がすべきだった質問は、「グラスを置いとくことの何が問題なんだ?」ではなく、「愛して結婚した人が、この行動は問題だと何度も言っている。なぜ自分は彼女を信じないのだろうか。」「もし、自分がやっていること、やっていないことの結果として、自分の結婚生活がひどい終わり方をするとわかっていたら、同じ選択をし続けるだろうか?」だったのだ。

パートナーと意見が合わない時は、まずお互いの気持ちや考え方を明確に説明できるかどうか、試してみよう。説明できないのであれば、本当に理解したとは言えない。「私から見たあなたの立場を説明してみるね。違ったら言って。次に私の意見に対しても、同じことをしてくれる?」

オプラ・ウィンフリーは「自分の正しさを証明しようとすることは、私の人格の欠点だった。私はこのシンプルな質問をすることに立ち返った。『私が求めるのは、正しさか、平安か?』

ビジネスでの相談相手にはこう質問しよう。「私の考えは、あなたにとって正しいと思えるか?」「私らしいと感じるか?」「私は何を見逃しているか?」

「なぜそうなった?」は批判的なトーンがあるので、「何が原因でそうなった?」と、分析的なトーンで問う。

質問の敵:恐れ、知識、偏見、傲慢、時間。 知識!

急所をつく質問:「なぜ私は自分が信じていることを信じるのか?」

我々は普段、読んで反応するモードに大多数の時間を使ってしまっている。その10%の時間でも、考える時間にしよう。

寝る前に、今取り組んでいる問題や課題について自問自答する。すると、夜のうちに気づきや答えが得られることが多い!/リンクトイン創業者、リード・ホフマン

質問の磨き方

  1. 開く 「Yes/No」ではなく、何が、なぜ、どのように、どうすれば。
  2. 閉じる 「なぜこの問題が起きているのか?」→「そもそもこれは問題なのか?」
  3. 具体的にピンポイントにする 「XXの分野の」など、限定する。
  4. ソフトにする 批判ではなく、純粋な興味であることを示す。「単なる好奇心なのですが」
  5. 背景を問う 「あなたが最も気にしているのは何ですか? それはなぜですか?」を加える。

「XXした時、どんな気分でしたか?」

踏み込み過ぎだと思われたときには、「こういう質問をすると、面白い話が聞けるんです」と説明しよう。

LIFEの質問

  • LITTLE 今週、心に残った奇妙な小さい出来事は?
  • INFORMATION 今週の情報は何? ニュースや学びを共有する。
  • FAIL 今週、挑戦して失敗したことは? 試行錯誤は日常であり、失敗を恐れる必要はない。
  • EXCHANGER 今週、どんな印象的な交流があった? 他の人の考えや感情に好奇心を示す。


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