少林寺拳法は日本生まれの武術なんだって! 長年少林寺をやっている人からお話を聞く機会があったのでまとめておきます。「いいところいっぱいあるんですよ、得るものが多い。」って。それを聞くと、本当にその通りだなーと思うし、普通に入りたくなったわ。女性はいないらしいけど…。
少林寺拳法のいいところ:
コミュニティができる。子供から大人まで。
ボランティアでやっているので変な人がいない。
礼儀、忍耐力が身につく。
背後に仏教を基にした哲学がある。
筋肉がつく、太らなくなる。
護身術が身につく。
コミュニティ(居場所、所属)ができる。子供から大人まで。
道場は広く解放されていて誰でも入れるし、和気あいあい。小学生や中学生も習いに来るが、学校や家でいろいろな年代の人と交流できる貴重な機会だと思う。大人になってからコミュニティを探すのは難しいのに、今の学生たちさえも、友人やコミュニティを探すのは難しく感じているのではないか…。
高校生や大学生が、学生の間は少林寺拳法を頑張って、その後辞めてしまうのは本当にもったいない。学生が頑張るのは賞などを取ってその後の進学や就職に有利にしようという目的があるからで、それはただの「武道の経験」と「進路」の交換になってしまう。本来の武道の「強くなる」や「大事な思想を学ぶ」といった目的とは違う。その目的の意義に気づけたら、一緒に頑張る仲間、コミュニティができて本当に居心地が良いのに。
ボランティアでやっているので変な人がいない。
少林寺拳法は他の武道と違って、専従で教えて門下生からお金を取ることは禁止。だからみんなボランティアでやっていて、変な人がいない。また、「サービスを提供する側」「お客さん」という関係にはならない。将来教えることになるとしても、対価をもらうのは違和感がある。「僕はこう思うよ、こういう風にやるんだよ、っていうのを提示することはできる、けどそれを信じるも信じないも自由」っていうスタンスが良い、のだそう。なんでも資本主義に則って行うのは違うかな、って。
礼儀、忍耐力が身につく。
投げられる、ダメ出しされる、など鍛えられる。Tさんは20年弱少林寺拳法をやっているが未だにダメ出しされることばかり。武道はみんなそうだが、黙って掃除をする時間もあり、挨拶や礼儀にも厳しいので精神的にも成熟する。
背後に仏教を基にした哲学がある。
強さ、技だけではなくて思想まで理解しないとそれを極めたことにはならない。ただ身体能力を磨いて勝負に勝つだけではなくて、もっと大事なことを学べる。
筋肉つく、太らなくなる。
筋肉つくし、捻転(ひねり)の動作が多いから体幹が鍛えられる。筋肉量が多いと食べても筋肉の代謝に回されるから、脂肪にならず太りにくい。
護身術が身につく。
少林寺拳法の技?型?は200くらいあるが、その9割がカウンター攻撃。何かあっても身を守れるというのは自信にもなる。
ストレスが溜まっている状態の反対は「没頭」。
その少林寺拳法の玄人の方はこうも言っていた。「ある本で読んだんだけど、『没頭して、眼の前のことにただ一生懸命になれたらストレスが消える。』 仕事で嫌なことがあったり、「あいつ、ムカつくなあ」と思うことがあっても、道場で拳法をしている間はきれいに忘れる。「あれ、なんで俺投げられてんの?」「どういう仕組みでこの技は効くの?」って、眼の前のことに没頭している。だから、ストレス解消のためにただ消費をするなんてもったいない。」
それは本当にそう思う。私にとっては没頭は絵や文章を書いたり、合唱で歌ったりすることかなー。
長年合気道をしている人も、「普段は仕事や家庭のことで頭がいっぱい。合気道をしている間は、それを忘れられて頭がクリアになる。」って言っていた。まさに同じだと思う!
No comments:
Post a Comment