5.26.2023

在日コリアンについて

観光業の友達経由でこんな話を聞いた。ある高校生が修学旅行でパスポートをなくした。学校で使っている日本名は本名じゃないこと、在日コリアンであることが絶対にばれないようにしてほしい、と、添乗員さんに泣いてお願いしたそうだ。

在日コリアンの本を立ち読み。戦後、朝鮮半島が冷戦の戦場になったこともあり、日本から朝鮮半島への帰国をためらった、またはしなかった人たちは数十万人にのぼった。でも、彼らの日本在留権が永久的なものとしてみとめられたのはそれから30年も経ってからだった。この扱いは非道だった。人権って、ごくごく最近の概念なんだなと思い知る。そして今は、在日コリアン4世、5世まで生まれていて、日本人との結婚も進み、子供が国籍を選べたり(するようになったのもごくさいきん、1980年代。それまでは、父親の戸籍が子供の戸籍だった!)、また、韓国から、自分の意志で来日して、仕事をするなりして移住してきている人もたくさんいる。今や在日コリアンの30%が、自分の意志で来た移民だそう。けれど一方で、未だに本名を、名乗りたくても名乗れない人たちがいるとはなぁ…。

京都市の十条辺りは、在日コリアンが多くて、けっこう韓国名(朝鮮名、か)を表札に出している家がたくさんある。ああ、名乗れてるんだな、よかったな。となる。韓国レストラン多すぎてどこからいっていいか分からないんだが…どこか行ってみよう。きっとソウルにもう一回行った気分になったりできそう。


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