9.05.2016

教官のおことば ×2

1年目からずっとお世話になっていた上司に、今後のためのアドバイスをお願いしました。私の仕事の仕方を見てきた人なので、最適な助言をくださいました。

〇あなたがどうなりたいかによって、努力すべきことや目指すべきことが分かってくる。どんな研究者になりたいか?を考えるとよいのでは。

何をしたいか?
・新しい品種を開発したいのか
・豆類を広める活動をしたいのか
・基礎研究、生理学的研究をしたいのか
・研究者と研究者でない人の橋渡し役(extension)をしたいのか

どこで?
・教授になって指導する立場になりたいのか
・企業で応用研究をしたいのか
・公的機関で基礎研究をしたいのか

〇専門分野については深い知識があるけれども、一般的なことに疎いことがある。(例えば、ジャンプが年何冊発行されるか、というのを推測する時、まずジャンプは週刊であることを知っていること、そして年末年始は休みになるだろうと予想して1-2冊マイナスするとか、そういう一般常識から、妥当な予測をする力、らしい。確かに、情報が全て集まっていないと考えにくいクセがある!) 中学生にも、教授にも説明できるように、一般的な知識も必要。焼酎もろみ1立方センチには酵母が2億匹いるなんて、研究にはあまり必要ないけど一般の人と会話する上では役に立つ。

〇あなたの名前をインターネットで検索したら、あなたが書いた論文が出てくる!というのが夢ですね。頑張って!

ありがたやーー。言葉に残せて良かった。

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(助言を請うたのは、本免試験に受かって自動車学校を卒業するときにも、教官が最後にかけてくれた言葉が、私を無事故でいさせてくれたから。「あなたの性格から、無謀な運転をすることはないだろう。事故をするとしたら、判断ミス。常に予測するようにして、もしこうなったらどうするかとか、普段から考えておくと良いよ」 そしてもう一つの金言がこちら。「車を運転するのは怖いでしょ。俺も怖いよ。何年たっても怖い。その気持ちを忘れたらいけない。そうしたら、慎重になれる」)

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