2.24.2024

「半分、減らす。」/川野泰周

仕事、情報、消費、食事、を減らす。現代人はそれらが過多すぎる。

仕事のし過ぎは鬱、過労、さまざまな病気に繋がって、いいことはない。

「スマホ脳」の本でも書かれていたが、今は、情報過多の時代で、ずっと情報を仕入れていると脳が休むヒマがない。

そして、食べ過ぎも病気につながるし、食費もかかる。そして食材を買いすぎると食品ロスになる。

消費も、本当に必要かどうか吟味せずに、とりあえず、「買って手に入れる」という行為そのもののために消費していることもある。

なので、それらを減らしたら精神的・時間的・金銭的に余裕ができ、心が豊かになる。

半分にする、という意気込みで減らすよう努力すると、30−50%程度は減らせる。

確かに、時間に余裕があったら…と考えることは多い! 余裕は作るもの、でもあるけれど。

「やらなくて良かったリスト」を作る、というのはすごく良いアイデアだと思った。「やりたいこと」が得てして注目されがちだが、やらなくて良かったことにも、立派な価値がある。書き出すことで、やらなかった=満ち足りなかった、ではなくて、やらなかった代わりに得るものがあって、それをちゃんと認識できる。

例えば、「衝動買いしそうになったけど、一旦帰って、冷静になって考えたら、似たような物を持っていたことに気がついたので買わずに済んだ。」「ご飯をお代わりしようと思ったけど、やめたら、胃もたれがなくなって、残りを明日の分に回せたので時間も節約できた。」「気が進まない飲み会を断ったら、夜をゆっくり過ごせたし、会費5,000円が浮いた。」など。やってみよう!

何かで読んだが、「お店に行ってもその日には買わない。一晩あるいは一週間待って、それでも心に残っているなら買う。」と。確かに!お店には誘惑がいっぱい。冷静になって、自分の家を見て、どこに置くか、いつ使うか、その価値が本当にあるのか、をよくよく考えるのは大事だと思う。

著者の川野さん、精神科医・禅僧 という肩書。どちらも取るまでにすごく時間がかかるのに、両方持ってるのがすごい…!

 インスタでも読んだ、そういえば。「やりたいことをやる前に、『やりたくないことをやらない』、というのがすごく大事。自由って大事。『何をする』ばかりが強調されるのは、マーケティングだから。物が売れるから。週5日我慢して働いて、週末に高級ホテル行って散財しても、それは2日間だけ。月曜日が憂鬱でしょうがない。低ストレスの仕事で、安い給料で、すき家に行って格安ホテルで良い。し、何ならストレス解消のための消費なんてする必要がない。どちらのライフスタイルが幸せか? テレビを見ず、SNSも見ず、ショッピングモールにも行かず、自分の心にただ問いかけて見たらきっと分かる。」Less is More!


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