11.27.2017

The barn cat ニャンコ

私の建物から車で5分のところに、barnという倉庫兼圃場スタッフさん常駐所みたいなところがある。(訳は納屋、だけどなんか違う気がする) そこには、収穫された豆やイモやトウモロコシなどが保管され、サンプル取ったり簡易分析したりしている。ジャガイモの育種している人たちは、そこでポテトチップスを作って評価している!といっても、評価項目は色(褐変が少ないほど良い)のみ。味は?と聞いたら、食べなくたって、美味しいってみんな知ってるだろう、だって。笑 確かに。しかも何百株も評価するのに、試食は無理。いくらポテトチップスが好きな人でも、病気になっちゃいそう。

で、まあそんな貴重な農作物サンプルを守るという使命を負った猫ちゃんがいるのです。エサも水もあって、常駐している。人に慣れていて、作業している人の傍らをうろついたり、上着の上で寝ていたりする。今週末は、木ー日の長いお休みだったので、barnに人がいなかった。寂しかったのか、私が行くと、むくっと起き上がってすり寄ってきた。自分から、頭を私の腕に押し付けて来て、なでてなでて、と言わんばかり。可愛い~~ 手袋をしている手で撫でていると、手を舐めるんだけど、何か変な味がする、というリアクションをする。笑。

私の作業している封筒(実験サンプルは封筒に入れる)の上にどんっと座ったり、豆の入った袋の上をだだだっと駆けて行ったり。かまってほしさ全開。いつもここには複数の人がいて、入れ替わり立ち替わりで作業しているので、一日にたくさんの人に撫でてもらえる。ところが、今週はだれもいない… 曜日をわかっているのか定かではないが、まだ土日じゃないのに何で人がいにゃいんだ~と思っていたのかしら。寂しいだろうね、ここで一人で。私も一人で作業しているより猫ちゃんがいた方が癒されました。


その紙、使うんですけれど…。
ここが気に入ったのにゃ
撫でて~~

何を考えているのだろう…。猫って知的に見える。人がいなくて寂しい、なんて、高等な感情だよね。何かの逸話(実話ではないことを祈るけれど)、赤ちゃんを使った実験で、覆面を被った人が生存に必要なお世話だけして、話しかけることや笑いかけることなどの交流を全くしなかったら、栄養面や衛生面では十分だったのに、赤ちゃんは死んでしまったというのがあって、それを思い出した。人とのかかわりや心の触れ合いが、人の生存に必要だというのが、きっと猫にも当てはまるのだろうか。群れを成さない動物や、社会性を持たない生き物なら大丈夫なのだろうか? そんなことを考えた。

No comments:

Post a Comment